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 ノーベル化学賞を受賞した米パデュー大学特別教授の根岸英一氏は受賞会見で、「海外に出よ」と内向きな日本の若者に檄を飛ばした。本書の2人の著者も、リスクを恐れ、安定した幸せを望む若者だらけとなった現状を「日本病」と呼び、強い危機感を募らせる。

 政治や財政、教育などの問題と絡め、カリスマ経営者と経営コンサルタントがリレー形式で主張を展開していく。ファーストリテイリングは英語を社内公用語化し、外国人の採用を増やし、店長以上の役職者は国籍に関係なく世界中に赴任させる策を打ち出し、急速にグローバル化を進めている。優秀な外国人社員が競争相手になる時代に、個人の生き方にも変化を促す。

この国を出よ

この国を出よ
大前 研一/柳井 正著
小学館発行
1470円(税込)