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 “新たなネット時代”の幕開け――。2011年はそんな年になりそうだ。

 「インターネットは常に進化しているので、毎年が幕開けのようなものではないか」という意見もあるだろう。確かにそういった考えはあり得る。それでも2011年は、回線、端末、サービスの三つの側面で大きな動きがあり、従来とは異なるステージに上がる。

 さらにインターネットの世界では、歴史的な日を迎える。早ければ第1四半期にもIPv4グローバルアドレスの在庫が枯渇するのだ。IPv6への移行が本格的にスタートすることになるのも2011年である。

FTTHが2000万、個人スマートフォンが1000万契約の大台に

 まずは三つの側面での動きを見てみよう。

 回線は、ブロードバンドサービスの中心であるFTTH(Fiber To The Home)の契約数が2000万の大台を超える。総務省が2010年12月28日に発表したばかりのデータによれば、2010年9月末時点のブロードバンドサービス全体の契約数は前期比1.4%増の3402万契約。それをけん引するのがFTTHであり、既に1912万契約に達している。場合によっては次の発表で「2010年末で2000万契約を超えていた」という可能性すらある。

 無線ブロードバンドも見逃せない。2010年12月、イー・モバイルが下り最大通信速度42Mビット/秒の「EMOBILE G4」を、NTTドコモが同37.5Mビット/秒(屋内)・75Mビット/秒(一部の屋内)の「Xi」を提供開始した。いわゆる3.9Gと呼ばれる高速モバイルデータ通信サービスだ。ソフトバンクモバイルも近く「ULTRA SPEED」(下り最大通信速度42Mビット/秒)のサービス開始を予定しており、2011年は3.9Gサービススタートの年といえる。

 こうしたブロードバンド回線を“使い倒す”ための端末が2011年には急増する。スマートフォンとタブレットPCである。特に前者では、一気に種類が増えるAndroid搭載機に注目したい。

 2010年11月8日の冬春製品発表会場でNTTドコモの山田隆持代表取締役社長は、「2013年頃にはスマートフォンの新規販売数がiモード機(従来型携帯電話)を上回るのではないか」との見通しを示した。2011年は、そのスタートダッシュを飾る年となりそうだ。実際、モバイルコンピューティング推進コンソーシアムは2010年のスマートフォンの契約数は810万と推定したうえで、2011年は1.5倍強の1249万契約と予測する。うち個人は1004万契約と1000万を超える。タブレットPCの出荷台数も、2010年の101万台が、2011年は144万台と1.4倍に伸びると予測する。

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