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 今年春までの国内スマートフォン市場は、iPhoneのほぼ独壇場といえる状態だった。だが、年末を迎える現在では、その状況が一変。販売ランキングでiPhoneが首位から陥落するのも珍しくなくなった。その原動力となっているのが、第4四半期になってラインナップが大幅に広がったAndroid搭載スマートフォンである。

第1幕:NTTドコモのXperiaとKDDIのIS01が登場

 iPhone追撃の口火を切ったのはNTTドコモ。年明け早々の1月21日にソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズとAndroid搭載スマートフォン「Xperia」を発表。iPhoneで快進撃を続けるソフトバンクモバイルに、「オープンなソフトウエアで開発者がどんどんiPhoneから移ってきている」Androidで対抗していくという方針を明確に示し、積極的なキャンペーンを繰り広げた。

 やや遅れて、KDDIも3月30日にAndroid搭載端末「IS01」を発表した。このIS01は、スマートフォンと呼ぶにはやや大きなきょう体だったが、赤外線通信やワンセグTVなど日本独自の機能を搭載。また、独自のアプリ・マーケットとして「au one Market」も開始するなど、KDDIもAndroidでiPhoneに対抗していくという姿勢を示した。

第2幕:AppleがiPhone 4で逆襲

 対する米Appleとソフトバンクモバイルも黙ってはいなかった。米Appleは6月7日にiPhoneの最新版となる「iPhone 4」を発表。新OSのiOS 4や独自のA4プロセッサ、高解像度のRetinaディスプレイなどを搭載し、処理能力とバッテリー寿命を大幅に改善した新モデルを投入した。

 これを受け、国内でiPhoneを独占販売するソフトバンクモバイルも素早く料金を発表。iPhone 3GSと同様に16Gバイトモデルでは実質0円で販売することで、ライバルたちを一気に引き離しにかかった。こうした戦略により、アンテナによる電波受信の問題が発生したにもかかわらず、過去のモデルを上回るスペースでiPhone 4は快走を続けた。

第3幕:Android搭載スマートフォンが百花繚乱

 結局、iPhoneの圧勝で終わるかと終わった2010年だが、そうは問屋が卸さなかった。年末商戦に向かって、NTTドコモやKDDIが新しいAndroid搭載スマートフォンを発表。NTTドコモは10月5日に「Galaxy S」と「Galaxy Tab」を発表したのに続き、1カ月後の11月8日に新たな3機種を発表した。

 KDDIも10月4日に、待望の同社初Android搭載スマートフォンといえる「IS03」を発表。わずか2週間後の10月18日には、また別の3機種(タブレットも別に1機種)を立て続けに発表した。

 これに対し、iPhoneを扱うソフトバンクモバイルも11月4日に大量6機種のAndroid搭載スマートフォンが発表。さらに、イー・モバイル、日本通信からも続々とAndroid搭載スマートフォンの新モデルを発表するなど、2010年の年末を迎え、年初には想像もできなかったほどAndroid搭載スマートフォンが百花繚乱といえる状態になった。

最新Android搭載スマートフォンを実機でレビュー

 このように、年末になって大量に登場したAndroid搭載スマートフォンについて、ITproでは14機種を入手。実際に操作しながら、各機種の使い勝手を詳細にレビューしてみた。ぜひ、年末年始のお休みの間にチェックしていただきたい。

 2011年に入ると、発表済みで未発売のAndroid搭載スマートフォンが続々と発売されるし、それ以外の新しいAndoroid搭載スマートフォンもいろいろ出てくる可能性が高い。もちろん、夏前には新しいiPhoneも登場するだろう。2011年もスマートフォンからは目が離せなさそうだ。