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 Silverlightはマイクロソフトが開発・提供しているWebブラウザのプラグインソフトです。Webブラウザ上で、音楽やビデオなどのメディアを再生したり、RIA(Rich Internet Application)のような表現力の高いアプリケーションを実行したりできます。2007年9月にバージョン1.0が登場してから、毎年バージョンアップを続け、2010年4月16日には最新バージョンSilverlight 4がリリースされました*1

 Silverlightの実体は、Windows Vistaから採用したUI技術のWPF(Windows Presentation Foundation)のサブセット版です。Webブラウザのプロセス上でSilverlightのランタイム(実行環境)が動作し、その上でアプリケーションが実行されます。そのため実行に当たっては、Webブラウザに準ずるセキュリティ上の制約を受けます。例えば、データベースシステムに直接アクセスできないため、Webサービスを経由してデータをやり取りする必要があるほか、デバイスやローカルファイルシステムへのアクセスが制限されます。

  Silverlight 3からは、Webブラウザの外でSilverlightアプリケーションを実行する「ブラウザ外実行」をサポートするようになりました。ブラウザ外実行ではSLLauncherというプロセス上でSilverlightのランタイムが動作します。ブラウザ外実行でも基本的にブラウザ内実行と同様のセキュリティ上の制約があります。ただしSilverlight 4では、デバイスやローカルファイルシステムのアクセスに対する制限を緩和できるようになりました。Silverlight 4における機能強化点については表1をご覧ください*2

表1●Silverlight 4における主な強化点
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表1●Silverlight 4における主な強化点