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【情報処理技術者試験】人事と営業の1、2位が同じに

 ITベンダーの営業担当者であれば、少なくとも「基本情報技術者」は取得すべきである。

 12種類ある情報処理技術者試験の資格のうち、ITベンダーの人事担当者が営業担当者に「取得させたい」資格と、ITベンダーの営業担当者が「取得済み」または「取得したい」資格は、1位と2位が同じ結果である(図1図2)。「基本情報技術者」と「ITパスポート」が3位以下に大きな差を付けた。

図1●ITベンダーの人事担当者が、営業担当者に「取得させたい」情報処理技術者試験の資格(五つまで複数回答)
図1●ITベンダーの人事担当者が、営業担当者に「取得させたい」情報処理技術者試験の資格(五つまで複数回答)
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図2●ITベンダーの営業担当者が「取得済み」「取得したい」情報処理技術者試験の資格(複数回答)
図2●ITベンダーの営業担当者が「取得済み」「取得したい」情報処理技術者試験の資格(複数回答)
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 ITベンダーの人事担当者の半数が、自社の営業担当者に「取得させたい」資格として、「基本情報技術者」を挙げた。ITベンダーの営業担当者にも人気だ。「取得済み」「取得したい」割合が34.4%と最も多い。しかも、営業担当者の約7人に1人(14.8%)が、すでに資格を「取得済み」である。

 情報システムの基本用語や基礎知識を習得しているかどうかを認定する「ITパスポート」にも人気が集まった。2009年春に始まったこの資格は、過去4回(調査時点では3回)しか実施されていないものの、「取得済み」が16.3%でITベンダーの営業担当者から注目を集めている。

【ITベンダーの認定資格】SAP認定コンサルが1位に

図3●ITベンダーの人事担当者が、営業担当者に「取得させたい」ITベンダーの認定資格ベスト10(複数回答)
図3●ITベンダーの人事担当者が、営業担当者に「取得させたい」ITベンダーの認定資格ベスト10(複数回答)
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 ITベンダーの人事担当者が営業担当者に取らせたい資格の1位は、「SAP認定コンサルタント」(13.9%)である(図3)。この資格は、ITベンダーの人事担当者が自社の技術者に「取得させたい」資格では9位だった。

 「SAP認定コンサルタント」の人気が高い理由について、あるITベンダーの人事担当者はこう話す。「営業でもコンサルティング的な活動をするが、“無償奉仕”になりやすい。だが、コンサルティングという名目で活動すれば有償サービスになる。営業担当者の名刺に『認定コンサルタント』と刷ることができれば、営業活動をしながら対価を支払ってもらえる可能性が高まる」。

 人事担当者が自社の技術者に「取得させたい」ITベンダーの認定資格として、最も人気の高かった「オラクル認定(データベース分野)」はどうか。営業担当者に「取得させたい」ITベンダーの認定資格としては5位だ。日本オラクルの資格で最も順位が高いのは、同社の認定コンサルタント資格「オラクル認定(アプリケーション分野)」で4位だった。

 このほか興味深いのは、「IBM技術者認定(ハードウエア分野)」と「日立オープンミドルウェア認定」、「NEC Express5800関連認定」がベスト10に入ったことである。人事担当者が自社の技術者に対して「取得させたい」資格では、いずれもランク外だった。

 今後、ITベンダーの営業担当者は、ITベンダーの認定資格の取得を会社から義務付けられる可能性もありそうだ。顧客への提案力を高めるため、営業担当者のITスキルを高めようとしているITベンダーが増えているからだ。