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NTTデータ 山下徹 代表取締役社長

 2010年の実績を自己評価すると60点だ。合格点を70点とすると、満足のいく結果を出せなかった。だが、2011年の飛躍に向けた仕込みはできた。2011年の強化点は、グローバル事業やクラウドサービス「BizXaaS」、アプライアンス事業である。

 グローバル事業については、米国、欧州、アジアの3極でそれぞれ1000億円規模の売上高を目指す。北米や欧州についてはメドがついてきたが、中国・東南アジアなどのアジア事業の補強が急務である。重複する業務や開発拠点の再編も見据え、これまで以上に海外グループ会社へのガバナンス強化を図り、本社と海外グループ会社、グループ会社同士の事業連携を進める。

 BizXaaSに関しては、プライベートクラウドやコミュニティークラウドでの構築・運用ノウハウと経験を着実に蓄積できている。パブリッククラウドの品ぞろえも充実してきた。

 今後は、プライベートとパブリックを組み合わせたハイブリッドクラウドを強化する。SIerならではのクラウドとして、顧客と共にITシステムの活用を考え、将来へのロードマップを描き、高付加価値なサービスの創出に注力する。さらに「Lindacloud」に代表されるようなアプライアンス事業を、グループ全体の戦略商品として強化する。

 2011年は、中期経営計画の最終年でジャンプに向けた「ステップの年」。世界のグローバルIT企業のなかでトップ5入りの実現に向け、背水の陣の覚悟で臨む。