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 コンサルティングサービスの強化を軸に、中国での事業拡大を図るのが日立製作所である。同社はITコンサルティングなどを手掛ける現地法人を中国・上海に設立。コンサルティングサービスを呼び水に、将来の案件獲得につなげる狙いだ。

 日立は2010年6月、日立咨詢(中国)こと、日立コンサルティングチャイナを設立した。日立コンサルティングチャイナは、主に現地企業向けに、IT戦略の立案支援やERP(統合基幹業務システム)パッケージの導入に関するコンサルティングを手掛ける。

 日立コンサルティングチャイナは、コンサルティングサービスを通じて、環境配慮型のデータセンターやスマートグリッドを実現するために必要な自社の製品やサービスを売り込んでいく。日立は、日立コンサルティングチャイナの設立に先駆け、環境配慮型のデータセンターの構築から工事・施工、機器販売までを一括して提供するため、日立(中国)に専門部署を設置していた。

日立コンサルティングチャイナの陳玲生 首席執行官
日立コンサルティングチャイナの陳玲生 首席執行官

 コンサルティング事業を先行して強化する狙いは、コンサルティングサービスの提供をきっかけに、将来のシステム構築や運用・保守案件の獲得につなげることにある。日立コンサルティングチャイナの顧客は50社ほど。業種としては、金融や製造、ユーティリティの3分野が中心になるという。

 日立コンサルティングチャイナは現在、100人強のコンサルタントを抱える。これを「2年後に500人体制にする」(日立コンサルティングチャイナの陳玲生 首席執行官)。