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問題


問14 表に示す仕様の磁気ディスク装置において、1,000バイトのデータの読取りに要する平均時間は何ミリ秒か。ここで、コントローラの処理時間は平均シーク時間に含まれるものとする。

ア 15.1
イ 16.0
ウ 20.1
エ 21.0

解説と解答

 磁気ディスクにおけるデータの読み取りに要する時間は、次の式で求めることができます。

  データの読み取り時間
  =平均シーク時間+平均サーチ時間+データ転送時間

・平均シーク時間:磁気ヘッドが目的のデータの格納されているトラックまで移動する時間の平均時間です。平均位置決め時間ともいいます。

・平均サーチ時間:目的のデータが磁気ヘッドの下に来るまでの時間の平均時間です。サーチ時間の最大は1回転の時間、最小は0なので、平均サーチ時間は、(最大時間+最小時間)÷2=(1回転の時間+0)÷2=1/2回転の時間となります。平均回転待ち時間ともよびます。

・データ転送時間:磁気ヘッドがデータを読み込んでいる時間です。通常、転送速度とデータ長から求めます。

 このうち、平均シーク時間は問題文に与えられているので、平均サーチ時間とデータ転送時間を求める必要があります。単位に着目して、計算してみましょう。

<平均サーチ時間>

 1/2回転するのに必要な時間を求めます。

  6,000(回転/分)÷60(秒)=100(回転/秒)

 ここで単位に注意して下さい。1秒間に100回転するということは、1回転するのに1/100秒かかるということです。逆数にすると単位は分母と分子が入れ替わります。

  1/100(秒/回転)=0.01(秒/回転)=10(ミリ秒/回転)

したがって、1/2回転するのに必要な時間は5ミリ秒です。

<データ転送時間>

 転送時間が10Mバイト/秒なので、1000バイトのデータを転送する時間は次のように求めます。

  1000(バイト)÷(10×106(バイト/秒))
  = 0.1×10-3(秒)= 0.1(ミリ秒)

<アクセス時間>

  アクセス時間=平均シーク時間+平均サーチ時間+転送時間
       =10+5+0.1=15.1(ミリ秒)

 以上のことから正解はアです。

城田 比佐子
アイティ・アシスト インストラクタ
ITに関するコンサルティングや教育を実施するアイティ・アシストのインストラクタ。新入社員研修やプロマネ育成研修をはじめ,基本情報技術者試験,応用情報技術者試験,プロジェクトマネージャ試験などの試験対策研修の実績も豊富。著書に「3週間完全マスター 基本情報技術者 2011年版」、「3週間完全マスター 応用情報技術者 2011年版」などがある。