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 経営環境が大きく変化する中で、情報システムにも変革が求められている。最大の要件は、アプリケーションの変化に備えるプラットフォームの確立だ。ITベンダー各社はどんな基盤像を描いているのだろうか。ノベルが主張する基盤像を紹介する。

 日本市場は、世界的な経済危機からまだ完全に復調したとはいえない。しかし米国市場では、経済危機から立ち直った国際経済は、以前とは別のものになっていると考える「ニューノーマル」といった新たな概念も登場し、経済的にも先行きは明るくなってきた。不況に伴い、企業インフラへの投資も抑制されてきたが、各社ともに「これ以上は景気の回復を待っていられない」という状況にある。特にITインフラへの投資は日本市場でも回復し始めている。

 ただし、必要なものすべてに投資できるだけの体力はまだない。どこに投資すべきかを非常に慎重に検討しているのが現状だ。これからのIT投資は、革新的なビジネスモデルを生み出せる分野に投資することがスタンダードになる。その投資先の一つとして注目されているのが“仮想化”や“クラウド”である。

プラットフォーム間の相互運用性が重要に

 仮想化やクラウドについては、多くの人がすでに主流だと思っている。だが、米調査会社のガートナーやIDCの結果に基づき、ノベルが予測した2010年時点の利用率では、単一用途で使用される物理環境がまだ82%ある。仮想環境が16%、クラウド環境に至っては2%に過ぎない。

 しかし、2015年の利用率を予測すると、物理環境が35%、仮想環境が45%、クラウド環境が20%になる。仮想化やクラウドが物理環境に追いつくのもそう遠い未来ではない。

 企業がクラウド環境をインフラとして採用していくためには、取り除かなければならない、様々な障壁が残っている。IDCの調査によれば、クラウド環境の採用で最も高い障壁となっているのは「セキュリティの問題」だと報告している。また4番目に高い障壁として、すでに社内のITシステムとして導入されている「物理環境や仮想環境との統合が困難である」ことが挙げられる。

 つまり、新しいプラットフォームやデバイス、ビジネスモデルを採用するにおいては、セキュリティとコンプライアンスに基づいてアクセスできる仕組みが必要だということだ。さらに、物理環境、仮想環境、クラウド環境の間でポータブルである、すなわち相互運用性の確保が重要になる。

 クラウド環境を取り巻く障壁は、パブリックでもプライベートでも同等だ。いかに障壁を取り除けるかが、ソリューションとして求められる。それに対するノベルの回答が「WorkloadIQ」である。

 WorkloadIQは、セキュリティとコンプライアンスを確保しながら、物理環境、仮想環境、クラウド環境の間でのポータビリティを実現するノベルの戦略的なブランドだ。インテリジェント・ワークロード・マネジメント(IWM)市場の牽引に向けた重要な取り組みの一つになる。

 以下では、IWM市場においてWorkloadIQが指し示す次世代IT基盤像と、持つべき機能について説明する。

柔軟性とコントロールのバランスを取る

 IT基盤を管理するデータセンターは、それが企業内にあろうと、外部に委託されていようと、物理環境の集合体から仮想環境、クラウド環境へと変遷しようとしている。さらにIWMへ進化しようとしている。これらすべての環境に共通して重要といえるのが“柔軟性”と“コントロール”のバランスだ。

 ITの活用においてエンドユーザーは、仮想環境やクラウド環境、SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)やモバイル端末などがもたらすメリットを柔軟に取り入れたいと考えている。

 これに対しCIO(最高情報責任者)は、ROI(投資利益率)の向上やTCO(総保有コスト)の削減はもちろん、セキュリティとコンプライアンスのもとにITインフラをコントロールすることを目指している。