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 エレベーター内に限らず、自社内で見知らぬ人と会ったら、できるだけ会釈程度の挨拶をするように心掛けましょう。自社に関係があって訪問した人である可能性が高いからです。会釈などの挨拶をするほうが自然ですし、印象も良いものです。

 選択肢1の「同僚と世間話をする」や選択肢3の「エレベーター内の鏡を利用して身だしなみを整える」は、見知らぬ人や他部署の役職者を前に行うことではありません。

 公共の場では、お互いに気遣いをしあうのがマナーです。エレベータの狭い空間の中で、目上の方々がいるのに世間話を続けたり、身だしなみを整えるのは、その方がいないものとして振る舞っているのと同じことです。世間話なんだからいいのではないか、と思われるかもしれませんが、話の内容から情報漏えいが発生する危険もありますし、どうしてもする必要がないのであれば、控えるべきでしょう。なお、エレベーター内の鏡は身だしなみを整えるためにあるわけではなく、車椅子の方がエレベーターからバックで降りる際に活用する目的で取り付けてあります。

 選択肢4のように、エレベータなどの「公共の場」で業務の話をするのは、情報漏洩につながる恐れがあります。たとえ自社内のエレベーターであっても、慎みましょう。


森 美緒(もり みお)
グローバル ナレッジ ネットワーク 人材教育コンサルタント、産業カウンセラー
1999年、教育出版社に就職し、営業および営業担当者向け研修を担当。商社での秘書業務を経て、2005年にグローバル ナレッジ ネットワークに入社。2006年より現職。ビジネスマナー、プレゼンテーション、コミュニケーションなどのヒューマン・スキル研修の実施に当たっている。