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「特別利益」や「特別損失」は情報の宝庫

 決算のこと、不祥事のこと、訴訟のこと……。

 新聞やテレビを見ると、日々、企業に関する様々な情報や問題が報道されています。そういったニュースは、社会に多大な影響を与えるとともに、企業そのものの将来を左右するものですから、しっかりとチェックすることが大切です。

 一方で、報道される情報は一部分であったり、偏った見解だったりすることもあります。また、何か問題が起きてもその後のことはあまり触れられない、真偽のほどがわからない、という情報もありますよね。

 そんな時、情報をデータとして整理できるのが決算書です。

 特に、損益計算書の経常利益より下の部分には、企業の今後を左右するような特別な出来事が記載されています。

 経常利益の下は情報の宝庫なのです。

 たとえば、少し前の話になりますが、不二家がお菓子の原材料に関する不祥事を起こしましたね。

 その際、フランチャイズ店舗に対して補償金を支払うとか、本社ビルを売却するといった報道がなされましたが、損益計算書を見るとその騒動の全体像が整理できるのです。

 不二家の問題が大きくとりあげられたのは、2007年(平成19年)の1月のこと。

 一時、営業停止となり、フランチャイズ店舗に補償金を支払うなどの対応策を講じました。そのための資金として、銀座にあった本社ビルを売却しました。

 そんな様子が、不二家の損益計算書の経常利益の下、具体的には、「特別利益」や「特別損失」に記載されているのです。