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Q6 iPhone用のアプリケーション開発には契約が必要なのか

A6 アップルの開発プログラムに加入する必要がある

 iPhone用に開発するアプリケーションには、大きく二つのタイプがある。アップルのアプリケーション販売サイト「App Store」で販売するものと、企業内など限られたユーザーが使うものだ。

 どちらを開発する場合でも、アップルが運営する「iOS Developer Program」に加入する必要がある。ITベンダーに開発を委託する場合でも同様だ。そのアプリケーションを利用したり販売したりする企業は、このプログラムに参加しなければならない。

 プログラムに参加すると、アップルが提供する開発ツールや、開発したアプリケーションをiPhoneやiPad上で動かすのに必要な電子証明書などを入手できる。この証明書を開発時に組み込まなければ、アプリケーションは動作しない。

表3●iPhoneやiPadのアプリケーションを開発するのに必要な契約である「iOS Developer Program」の概要
表3●iPhoneやiPadのアプリケーションを開発するのに必要な契約である「iOS Developer Program」の概要
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 iOS Developer Programには、教育機関向けを除くと3種類のメニューがある(表3)。企業向けは2種類だ。アプリケーションを開発したあと、そのアプリケーションをどのようにエンドユーザーのiPhoneに配布するかで、選択するメニューが異なる。

 「iOS Developer Program Company」は、開発したアプリケーションを、App Store経由で販売する場合に加入する。開発済みのアプリケーションを販売したい企業や、自社用に開発したが社外に公開してもかまわないと考える企業は、こちらを選ぶ。

 もう一つの「iOS Developer Enterprise Program」は、開発したアプリケーションを社内でのみ使う企業が加入するプログラムである。App Storeからは配布できない。

 実は最近まで、Enterprise Programには「従業員数が500人以上である法人」という加入条件があった。中堅中小企業にとって加入へのネックになっていたが、この条件が2010年10月に撤廃された。

 その代わり、「DUNSナンバー」と呼ばれるコードを取得している法人でなければならないという条件が設けられた。DUNSナンバーは、米ダンアンドブラッドストリートが運営する企業コード体系である。日本ではダンアンドブラッドストリートTSRが運営しており、主要な法人には自動的にDUNSナンバーを付与している。自社のDUNSナンバーを確認するとよい。