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 2011年はスマートフォンのさらなる普及が予測され、近いうちに台数ベースではパソコンを抜くという予想さえある。こうした時代の流れに合わせ、ハッカーの攻撃対象も、これまでのようなパソコンばかりではでなく、スマートフォンにも拡大することが確実視される。カスペルスキーラブス(以下カスペルスキー)の最高技術責任者(CTO)であるニコライ・グレベンニコフ氏と、Global Research and Analysis TeamのEEMEAシニアマルウエアアナリストであるデニス・マスレニコフ氏に対するインタビューの中から、特にスマートフォンへの脅威について語った部分をまとめた。



スマートフォン向けの脅威に対するカスペルスキーの検知体制はどうなっていますか?

カスペルスキー 最高技術責任者(CTO) ニコライ・グレベンニコフ氏
カスペルスキー 最高技術責任者(CTO) ニコライ・グレベンニコフ氏
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グレベンニコフ氏:将来的にKaspersky Security Networkをスマートフォンをつなぐ形に拡張することを計画している。スマートフォンだけでなく、当たらし脅威をより幅広く発見できるように拡張していく予定だ。

 パソコン向けの検出方法が1万通りくらいあるのに対し、スマートフォン向けはまだ数種類だ。私たちは、Symbian、Android、BlackBerry、Windows Mobileについてアンチウイルスのソリューションを開発している。iPhoneやiPadのiOSはAppleがクローズなので開発が困難だ。

スマートフォンに対する脅威の動向について、どのように分析していますか?

マスレニコフ氏:私たちが収集しているマルウエアのサンプルを見ると、2010年は2009年よりもスマートフォンに対する攻撃が55%増えている。2011年はさらに増えると思っている。これはAndroid搭載スマートフォンが伸びているためだ。2011年には、おそらく新しい種類のスマートフォン向けの脅威が登場するだろう。