優秀賞は全部で3作品。前回紹介した「iTiltRenz」のほか、「全力案内!ナビ+」と「プリチュー 囚われネズミの脱走」が優秀賞を受賞した。「全力案内!ナビ+」は、乗換案内や周辺のお店検索、渋滞情報の取得にも対応した本格的なナビアプリだ。「プリチュー 囚われネズミの脱走」はパズルアクションゲーム。クオータービューのステージ構成を採用し、障害物の高さも利用した立体パズルは秀逸だ。

全力案内!ナビ+はあらゆるナビ機能を集約、“全力”でサポート!

 通常の車・徒歩のナビゲーションに加え、乗換案内や周辺のお店検索、渋滞情報の取得にも対応。加えて音声案内やPCサイトと連携した走行軌跡の確認などもできる。優秀賞を獲得した「全力案内!ナビ+」は、GPS機能をフル活用した本格派ナビゲーションアプリだ(写真1写真2)。

 メインとなるナビゲーションシステムでは、独自の渋滞情報UTIS(プローブ交通情報)を利用した渋滞回避が魅力。携帯電話といえども、通常のカーナビに負けない高機能・高性能が自慢だ。横画面への表示切り替えや音声案内にも対応し、使い勝手の面でもカーナビと同様に利用できる。

 マップ画面では、GPSのオン/オフや地図の拡大、縮小、回転など、各種操作をナンバーボタンに振り分け。メニューでもナンバーキーによる操作に対応している部分が多く、片手ですばやく操作できるようにカスタマイズされた携帯電話らしいユーザーインターフェースは好印象だ。

 ナビゲーション以外には、渋滞などの交通情報確認や、お店・スポット情報検索、乗換案内の利用が可能(写真3)。もちろん、GPSや地図、ナビ機能とシームレスにリンクしてこれらのサービスが利用できるため、単独のアプリよりも高い利便性で活用できる。旅行のときなどには、このアプリひとつで移動や場所探しのすべてが事足りるはず。ここまで高性能・多機能なら、月額210円は破格の値段といえるだろう。

写真1●マップ画面では、青い線が進行ルートを、赤い矢印が渋滞情報を示す
写真1●マップ画面では、青い線が進行ルートを、赤い矢印が渋滞情報を示す
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写真2●設定画面。出発地や目的地入力のほか、経由地や優先項目が選択できる
写真2●設定画面。出発地や目的地入力のほか、経由地や優先項目が選択できる
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写真3●図・ナビに加え、お店・スポット検索や乗換案内サービスなども利用可能
写真3●図・ナビに加え、お店・スポット検索や乗換案内サービスなども利用可能
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作者に聞く

ユビークリンクの清水亮一氏と、審査員の日経BP社 林哲史 電子・機械局長(右)[撮影:菊池くらげ]
ユビークリンクの清水亮一氏と、審査員の日経BP社 林哲史 電子・機械局長(右)[撮影:菊池くらげ]
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ユビークリンク
事業推進グループ 清水 亮一氏

アプリ開発のきっかけは。

 「日本から渋滞をなくしたい!」という思いからプローブ交通情報の技術が生まれ、その技術を軸にして、この「全力案内!ナビ+」が誕生しました。

開発にあたって苦労された点は。

 続々発表される新機種に対応し続けるなかで、特定の機種で発生するバグなどの問題には悩まされました。それを解決することにも苦労しました。

ユーザーへのメッセージを。

 日頃の業務が報われたと思い、ユーザーの皆様のおかげと感謝しております。今後は、地図やUIをもっと見やすくするような改善をしていきたいです。