“ほっとする”度合いで抜きん出ていたのがエンターテインメント賞を受賞した「ピクモグさん」。特別審査員のアイドルグループ、アイドリング!!!が選んだ。アドバンストハッカー賞は、個人開発者の手による画像編集アプリ「iPhotoEditor」。審査員からは「プロの編集業務に使えるのではないか」との声も出たほどだ。

撮影した写真と一体化、独特なキャラが言葉をつける「癒やしのツール」

 今回のアワードにエントリーされた多岐にわたるアプリの中でも、“ほっとする”度合いで抜きん出ていたのが「ピクモグさん」。個人開発者のそぼろ氏が手がけ、審査を担当した特別審査員のアイドルグループ、アイドリング!!!のメンバーも気に入った様子だ。撮影画像や保存画像にオリジナルキャラクターの「ピクモグさん」が味わい深い言葉をつけていく。ただそれだけだが、多忙な日常の息抜きにはぴったりなアプリだ。

 楽しみ方は簡単。アプリを起動すると、目と口だけの癒やし系キャラ「ピクモグさん」が画面に登場(写真1)。「さて、ワシに何か用か?」というページからスタートし、「1.さっそく、お願いする」「2.用は無い」「3.このアプリの使い方を聞く」の3メニューが表示される。ここで1を選ぶと、カメラで撮影した画像、保存画像の二つから、言葉をつけてほしい画像を選ぶことができる。

 “その場で言葉をつける楽しみ”と連動するだけに、せっかくなら周囲の対象を撮影して御宣託をいただこう。「人」だけでなく「物」「それ以外の風景」の3通りを選択でき、保存する際に適合する対象を選ぶ仕組み。あとは勝手に言葉を付加してくれる。

 人とマネキン(物)で試してみたところ、思いつきの言葉とはいえなかなか面白い(写真2写真3)。用意された言葉は400種類以上で、同じ意味を持つ花言葉を表示してアクションを締めくくる。ちょっとした空き時間で友達とのコミュニケーションに用いたり、子供との遊びのツールに用いたりと、癒しアイテムとしての効果は大きい。心やすらぐアプリとして、インストールしておいて損はないだろう。

写真1●オリジナルキャラクターの「ピクモグさん」。撮影された対象物に合わせた?言葉を付加してくれる
写真1●オリジナルキャラクターの「ピクモグさん」。撮影された対象物に合わせた?言葉を付加してくれる
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●人物を対象として言葉を付加した画面。言葉のパンチ力を楽しみたい
写真2●人物を対象に言葉を付加した画面。言葉のパンチ力を楽しみたい
[画像のクリックで拡大表示]
写真3●人物だけではなく、「物」に対しても言葉を付加(写真はマネキン)
写真3●人物だけではなく「物」に対しても言葉を付加(写真はマネキン)
[画像のクリックで拡大表示]

作者に聞く

作者のそぼろ氏(左)と、特別審査員のアイドリング!!!(3号 遠藤舞さん、6号 外岡えりかさん、9号 横山ルリカさん、19号 橘ゆりかさん)[撮影:菊池くらげ]
作者のそぼろ氏(左)と、特別審査員のアイドリング!!!(3号 遠藤舞さん、6号 外岡えりかさん、9号 横山ルリカさん、19号 橘ゆりかさん)[撮影:菊池くらげ]
[画像のクリックで拡大表示]

そぼろ氏

アプリ開発のきっかけは。

 今回、個人にもDX機能が開放されたのがきっかけです。以前からそれらの機能を使いたいと思っていました。それと、iPhoneやAndroidと同じようなマーケットをドコモさんも用意されたということで、そこも利用してみたいなと。

開発にあたって苦労された点は。

 賞があることを知ったのが締め切りギリギリ。正月休みにかかりっきりで作りました。ただし、iモード限定ということではなく、何かしらのプラットフォームで作れればと思っていました。今回iアプリを選んだのは、単純に開発のハードルが他のプラットフォームに比べて低かったからなんです。課金の仕組みも内側にあり、API自体も他に比べて分かりやすいと感じています。

ユーザーへのメッセージを。

 今回のアプリは無料ですが、今後は有料アプリにもトライしてみたいなと思います。Androidアプリもすごい勢いで伸びていくとは思いますが、ユーザーは使い慣れた端末からすぐに乗り換えるとは思えませんし。今回はまずは無料で顔を広めて、今後手応えがあれば有料にも展開していきたいですね。