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ログオン画面までとデスクトップ表示までの時間を計測

 一口に「起動時間」と言っても、実際にはさまざまな起動プロセスが包含されている。BootRacerはこれを、(1)Time to Logon(ログオン可能になるまでの時間)、(2)Time from logon to desktop(ログオン操作からデスクトップ画面が表示されるまでの時間)--に分け、この2つの時間の合計を「Total Time to Desktop」として計測・表示する仕組みとなっている。

 ドキュメントには「Time from logon to desktop」に関する正確な定義が見当たらない。バージョン履歴ドキュメントを参照すると「Explorer Ready」と表記されていることから、Windows標準のシェルであるエクスプローラが使用可能になるまでの時間をカウントしているようだ(ちなみに、エクスプローラ以外のシェルプログラムを使用しているコンピュータではBootRacerは利用できないので注意が必要)。有償となるEnterprise版の場合は、スタートメニューが使用可能になるまでの時間、エクスプローラが使用可能になるまでの時間、CPUが「Idle」状態となるまでの時間、などを細かに計測できるとのことである。

 コンピュータを自動ログオンに設定していない場合には、手動によるログオン操作が必要となるが、ログオン操作を行うまでの待ち時間は別途カウントされるようになっている。そのため、BootRacerで表記している「Total Time to Desktop」は「User Logon Waiting Time」(ログオン操作までの待ち時間、別枠として計測)を差し引いた時間を表している。

起動時間を計測するためにサービスとして常駐

 それでは実際にBootRacerをインストールして使ってみよう。ダウンロードしたファイル(圧縮ファイル)を解凍すると「bootracer_free_310.msi」というインストールパッケージが生成される。このファイルをダブルクリックすると、インストールを開始する。インストール途中でのオプション設定などは一切ない(インストール先は「\Program Files\BootRacer」、または「\Program Files (x86)\BootRacer」となる)。インストールが終了すると、すぐに図1のようなスタートアップ画面が表示される。

図1●BootRacerのインストール直後のスタート画面<br>右側の「Start」ボタンをクリックすると計測のために再起動をうながす画面がポップアップする。
図1●BootRacerのインストール直後のスタート画面
右側の「Start」ボタンをクリックすると計測のために再起動をうながす画面がポップアップする。
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 図1の画面は起動直後のもので、2回目以降の起動時には前回の測定結果も併せて表示されるようになっている。右側にあるボタンは上から「Start」(黒丸1)、「Advanced...」(黒丸2:オプションなどを設定する)、「Exit」(黒丸3)となっている。

 なお、BootRacerは起動プロセスを監視するため「BootRacerServ」サービスが自動起動するように設定されているはずである。念のために、管理ツールから「サービス」画面を表示させ、このサービスが起動しているかどうかを確認しておいたほうがよいだろう(図2)。

図2●BootRacerはプログラムをサービスとして自動起動してプロセスを監視する
図2●BootRacerはプログラムをサービスとして自動起動してプロセスを監視する
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