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 インド最大の都市ムンバイ近郊に位置する「プネ」。ハイデラバードと共に近年、インドにおけるIT人材の新たな一大供給地となりつつある。その理由は二つある。一つはハイデラバードと同様に多くの教育機関が集まること。毎年多くの技術者が大学を卒業し、優秀な人材を集めやすい。二つ目は顧客となる企業が多く集まっていること。ムンバイはインドだけでなく欧米やアジアの金融機関が主要拠点を置く。さらにプネ周辺には、国内外の製造業が生産拠点を構えている。金融や製造業といったIT産業にとっての主要顧客が多いため、営業活動やサービス提供をしやすい。

新興の経済特区に拠点開設

写真17●日立コンサルティングインディアがオフィスを構える経済特区「MAGARPATTA CITY」の様子
写真17●日立コンサルティングインディアがオフィスを構える経済特区「MAGARPATTA CITY」の様子
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 実際に米ビジネスウィーク誌の調べでは、プネは中国の成都、フランスのトゥールーズに次いで、今後伸びる可能性が高い都市の3位にランクインしており注目度は高まっている。ここには、日立製作所が自前で立ち上げた日立コンサルティングインディア(日立コンサル)と、富士通が買収した米ラピダイムの拠点を母体とする富士通コンサルティングインディア(富士通コンサル)といった、日系ITベンダーが拠点を構える。さらに、印ITベンダーのウィプロはプネの拠点を本社のあるバンガロールに次ぐ二番目に大きなセンターに拡大しようとしている。

 プネ市の東側に位置する「MAGARPATTA CITY」と呼ばれる経済特区にあるのが日立コンサルティングインディアだ。この経済特区は2005年ごろに開設され、約400エーカーの敷地が確保されているという。税制優遇などでIT企業を積極的に誘致しており、現在も続々とオフィスビルの建設が進んでいる(写真17)。

2010年12月から本格営業を開始

 日立製作所傘下の日立コンサルティングは、2010年6月に、オフショア開発や運用の拠点として日立コンサルインディアを設立。同年12月から本格的な営業を始めた(写真18)。

 真新しいオフィスは、業務スペースから食堂まで、すべてが赤と白を基調としたデザインで統一され清潔感が漂う(写真19)。オフィス内では開発や運用など、担当業務ごとにスペースが区分けされている。運用部隊が集まるエリアでは、モニターに映し出された顧客システムの稼働状況などをチェックしながら作業する技術者の姿が散見された。

写真18●日立コンサルティングインディアのオフィスの様子
写真18●日立コンサルティングインディアのオフィスの様子
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写真19●食堂も赤と白を基調としたデザイン
写真19●食堂も赤と白を基調としたデザイン
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