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 プレゼンテーションというのはエンターテインメントです。プレゼンターはエンターテイナーです。このような考え方はもしかするとビジネスの世界では異端かもしれません。しかし、ビジネスでのプレゼンテーションというと、どうしても話す内容や資料にばかりこだわってしまい、プレゼンター本人のトレーニングはおざなりにされている場合が多いように思えてなりません。

エンターテイナーに成りきる

 例えばマジシャンを想像してみてください。マジシャンといえばエンターテインメントの最高峰です。テレビでマジシャンを見るたびに、「あー、自分にもこんな手品ができたらなぁ」なんて思ってしまいますが、よくよく考えればマジシャンは多くの観客を楽しませるためにどれほど練習しているでしょうか。これはマジシャンだけではありません。人前で演技をする人、すなわち演劇、オーケストラ、落語家、お笑い芸人、みんな時間をかけて練習しているのです。

 それに対して、私たちは、彼らに負けないくらい練習していると言えるでしょうか。特にビジネスにおけるプレゼンテーションの場合、プレゼンテーション資料やプロジェクターの映りに不備がないかどうかをギリギリまでチェックすることはありますが、自分の話し方や歩き方までチェックしている人などほとんどいません。なぜならば、多くの人が、ビジネスのプレゼンテーションでは話し方や表情、視線、動作なんてプレゼンテーションの成功とは無関係、PowerPointの出来こそが大切、と思っているからです。

 プレゼンテーションを作るのが上手なのと、プレゼンテーションが上手なのは全く別です。これはPowerPointだろうとPreziだろうと変わるものではありません。ツールをPreziに切り替えたとしても、やはり良きプレゼンターになるためにはどうしても練習は欠かせないものなのです。そして、練習をした数だけ、あなたのプレゼンテーションスキルは高まり、それはやがて自信へとつながっていくのです。自信を持って話をしてくれるプロフェッショナルの言葉には力があります。その力は、自然とあなたが話す内容に信用を与えてくれるはずです(図1)。

図1●プレゼンテーションに必要なもの
図1●プレゼンテーションに必要なもの
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