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 スマートフォンが本格的に普及し始め、新製品の登場頻度が落ちつつあるフィーチャーフォン(従来型の携帯電話)。5月後半にNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルが順次発表している2011年夏商戦向けの製品ラインアップを見ると、スマートフォンの多さがひときわ目を引く。宣伝活動でも、携帯電話各社はスマートフォンに大きな力を割いている。だがセキュリティ面では、フィーチャーフォンのほうが安心できる。携帯電話会社から厳重に守られ、ウイルス感染の危険性は非常に低い。もちろん、端末の紛失や盗難は日頃から注意すべき。この点に関しては、携帯電話会社が個人向け・法人向けにきめ細かな対策サービスを提供している。

 フィーチャーフォンの歴史はスマートフォンより長く、しっかりしたセキュリティ対策が取れるようになっている(図1)。

図1●フィーチャーフォンにおける主なセキュリティ対策
図1●フィーチャーフォンにおける主なセキュリティ対策
スマートフォンに比べ、端末の本体機能とサービスともに出そろっている。自分が利用している端末ではどのようなものがあるかを把握し、使いこなせるようにしたい。

 まず端末には、ロックなどのセキュリティ機能があらかじめ組み込まれている。またセキュリティサービスは、基本的に携帯電話事業者が提供する。

 こうした搭載機能や関連サービスの存在や内容を理解することが、フィーチャーフォンでのセキュリティ対策のポイントだ。

マルウエアは目立たない

 ウイルスやワームなどのマルウエア(不正なソフトウエア)[注1]の活動状況としては、スマートフォンに比べると目立つものはない。フィーチャーフォンが搭載するOSは、スマートフォンほどオープンではないケースがほとんどだからだ。それどころか、KDDIのBREW(ブリュー)[注2]のように、作成したアプリケーションの配布まで管理してセキュリティを確保するケースもある。

 一部のフィーチャーフォンは、マルウエア対策機能を搭載している。例えばNTTドコモのFOMA(フォーマ)端末には、「セキュリティスキャン」がある。これはドコモが米マカフィーと共同で開発した機能で、端末でデータをスキャンし、定義ファイルはプッシュで送り込まれる。iモード搭載機種のほぼすべてが搭載しており、無料で利用できる。

 「これまで、iモード端末でセキュリティスキャンがマルウエアを検出したことはありません。それでも“転ばぬ先の杖”として、今後も搭載していく予定です」(NTTドコモ プロダクト部の渡邉信之技術企画担当部長)。

 FOMA端末のセキュリティスキャン機能は、デフォルト(初期設定状態)で有効に設定されている。端末操作で無効にできるが、特に理由がなければ有効のままにしておきたい。