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 日本の流通業では、小売り各社が卸への発注にそれぞれ独自のシステムを利用してきたため、卸が各社のシステムに対応するための投資がかさんでいた。こうした非効率を解決するために定められた業界標準のEDI(電子データ交換)仕様「流通BMS」がようやく普及し始め、大手小売りなどの採用が相次ぐ。

 本著では日本の流通業界におけるIT(情報技術)化の歴史を振り返り、非効率なシステムがなかなか変わらなかった経緯や、標準化を後押ししたステークホルダーの動きを解説している。小売りが卸から自社の受発注システムの利用料を徴収していたことが、標準化を妨げる一因だったといった裏話も興味深い。

ITインフラ活用経営

ITインフラ活用経営
浅野 恭平著
幻冬舎発行
1365円(税込)