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 前回は、申し込んだWindows Azure Platformにホスティングサービスを追加し、ローカルマシンにSDK、ツール類、開発環境となる「Microsoft Visual Web Developer 2010 Express」をインストールしてみた。今回は、そのインストールした開発環境を使い、ひな型のサンプルをビルドして、ホスティングサービスにデプロイ(配布)してみよう。またEclipseを使っても、同じように開発とデプロイができることを確認するために、Eclipseと「Windows Azure Tools for Eclipse」をインストールして、PHPサンプルもデプロイする。

デプロイをテストするためのプロジェクトを作成する

 まずは、Windows Azure Platformのホスティングサービスにデプロイするためのアプリケーションを用意する。今回はデプロイのテストのみを確認するだけなので「Microsoft Visual Web Developer 2010 Express(以下、VWD)」が生成したテンプレートを利用する。

 VWDを「管理者として実行」で起動しよう。ここで管理者モードを使うのは、Windows Azureのエミュレータを起動するのに、管理者権限が必要なためだ。管理者モードでなくてもVWD自体は起動してしまうので、ちゃんと管理者モードで起動しているか注意してほしい。

 なお、VWDを30日以上利用する場合は、登録が必要になる。登録方法は「ヘルプ」メニューの「製品の登録」をクリックしてダイアイログを表示させる。ダイアログにある[オンラインで登録キーを取得する]ボタンをクリックすると、Windows Live IDでサインインしたサイトから登録キーが発行されるので、このキーを使えばすぐに登録が完了する。

 それではデプロイするアプリケーションのプロジェクトを作成する。メニューの「ファイル」→「新しいプロジェクト」をクリックすると「新しいプロジェクト」ダイアログが表示される(図1)。このダイアイログの「インストールされたテンプレート」が「Visual Basic」であることを確認して、中央のペインで「Windows Azureプロジェクト」をクリックして選択する。

図1●Windows Azureのプロジェクトを作成する<br>メニューの「ファイル」から「新しいプロジェクト」をクリックする。 表示された「新しいプロジェクト」ダイアログで「Visual Basic」→「Windows Azure プロジェクト」をクリックする。今回はプロジェクト名、場所、ソリューション名は、そのままで[OK]ボタンをクリックする。
図1●Windows Azureのプロジェクトを作成する
メニューの「ファイル」から「新しいプロジェクト」をクリックする。 表示された「新しいプロジェクト」ダイアログで「Visual Basic」→「Windows Azure プロジェクト」をクリックする。今回はプロジェクト名、場所、ソリューション名は、そのままで[OK]ボタンをクリックする。
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 なお、左ペインで「インストールされたテンプレート」の「Visual Basic」の下には「Cloud」という項目があり、これをクリックすると「Windows Azure プロジェクト」だけが表示される。この「Windows Azure プロジェクト」は、「Windows Azure Tools for Microsoft Visual Studio 2010 Platform」がインストールされていなければ表示されない。また同じように「Visual C#」にも「Windows Azure プロジェクト」が用意されている。生成されるひな型のコードがC#であること以外は同じなので、こちらを選択してもよい。

 「新しいプロジェクト」ダイアログには、プロジェクト名、場所、ソリューション名を任意に指定する欄がある。今回はテストなので名前は適当でかまわない。図1ではデフォルト設定のまま変更せずに[OK]ボタンをクリックした。すると今度は「新しいWindoqws Azureプロジェクト」ダイアログが表示される(図2)。

図2●「新しいWindows Azureプロジェクト」ダイアログ<br>「ASP.NET Webロール」をクリックして選択してから[>]ボタンを押してソリューションに追加する。
図2●「新しいWindows Azureプロジェクト」ダイアログ
「ASP.NET Webロール」をクリックして選択してから[>]ボタンを押してソリューションに追加する。
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 ここでは、Webロールに生成されるASP.NETアプリ以外にも、「ワーカーロール」や「CGI Webロール」のテンプレートを選択できる。ワーカーロールは前回説明したバックグラウンド処理などに利用するロールだ。「CGI Webロール」は、主にPHPプロジェクトのために用意されている。ここでは「ASP.NET Web ロール」を選択し、[>]ボタンを押してソリューションに追加する。追加できたら[OK]ボタンをクリックする。

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