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今回のサンプルは、Excel2002/2003/2010(64ビット)で動作を確認しています。

「先生、やりました」
「なんじゃ? 薮から棒に」
「観なかったんですか? なでしこジャパン」
「わしが夜型なのを知っておろう」
「そうでした。朝はめっきり弱い先生でした」
「で、そのなでしこジャパンがどうしたんじゃ?」
「ワールドカップで優勝しました」
「おぉ!」
「苦節30年。悲願の世界一です」
「そうか、それはよかったな」
「はい!まるで自分を見るようで」
「自分を見る?」
「このクリニックで安月給に耐え、時には不本意なアルバイトをし、必死に先生を支え、VBA一筋に・・・」
「ゲール君、その話、長くなるかのぅ?」
「たまには、私の話も聞いてください」
「次の患者さん、ど~ぞ~」

今月の相談
 いろいろと機能を足していくうちに、関数や計算式が膨大な量になりました。通常の使用に関しては、再計算の設定は自動。式の変更や追加の場合は、再計算の待ち時間がもったいないので、手動にして作業をするように心がけていますが、ついうっかり自動のまま式を変更してしまうことがあります。再計算の実行中に、これを強制的に中断することはできないでしょうか?

「先生、再計算って、なんですか?」
「何じゃ、ゲール君、再計算を知らんのか?」
「だから、教えてって言ってるじゃないですか」
「うむ、例えば、セルC1に”= A1 + B1 ”という計算式が入力されていたとしよう」
「はい」
「セルA1の値が1、セルB1の値が2だとしたら、セルC1には何と表示されるかな?」
「1 + 2 ですから3です」
「ご明算。で、セルA1の値が2になったら?」
「2 + 2 だから4です」
「ご明算。それが再計算」
「え?」
「つまり、計算式は変わらなくても、計算に使用するセルの値が変わったら、計算をやりなおさなければならない」
「あぁ、なるほど!」

「むか~し昔のエクセルは、どこか1カ所でもセルの値が変わると、すべての計算式、すべての関数で再計算を実行したから、ものすご~く時間がかかった。たった1カ所の変更で数分待たされることもざら」
「え~、それじゃあ、仕事にならないじゃないですか」
「まぁね。それでも、紙の上で人間が計算するよりは速いし、なによりコンピュータは計算間違いをしない」
「おぉ!」
「最近のExceLは、値が変化したセルを計算に使っている計算式だけ再計算するようになっているので、再計算の待ち時間は少なくなった」
「へぇ~、進化してるんですね」
「まぁね」

「で、その再計算を中断するって、どういうことですか?」
「例えば、再計算に5分かかるブックがあるとしよう」
「わぉ!5分あったらカップラーメンができて、もう食べてます」
「1カ所のセルの値を変更すると、5分待たなくてはならないわけだ」
「待つのは3分、食べるの2分」
「変更するのが1カ所ではなくて、複数だったとしたら?」
「再計算の度にカップラーメンを食べていたら太ります」
「だよねぇ。だから再計算を実行の途中で止めてしまおうというのじゃ」
「計算の途中でねぇ・・・再計算しなかったセルの値はどうなるんですか?」
「再計算してないんじゃから、当然正しい計算結果にはなっておらん」
「それで、いいんですか?」
「式の変更が終わった後に、手動で再計算すればよろしい」
「なるほど」