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NTTコミュニケーションズがiPhone専用に050番号で発着信できるIP電話アプリ「050 plus」を開発した。ソフトバンクモバイルの携帯電話以外への通話が多いユーザーは料金を節約できる。今後は、他のiOS端末やAndroidでも利用可能にする方針。一つの番号を複数のIP電話で共用するソリューションを組み合わせ、企業向け販売も拡大する。

 「050 plus」は、NTTコミュニケーションズ(NTTコム)が米アップルのAppStoreで無償配布しているiPhone用のIP電話アプリケーション。インストール時にクレジットカード番号などを登録すれば、月額315円で「050」で始まるIP電話番号を使って通話の発着信ができる。

 NTTコムの「OCNドットフォン」などと同じIP電話網を共用しており、050 plus同士やその他のNTTコムや提携先プロバイダーの固定IP電話との間で通話料が無料になる。一般電話へ発信する場合もほとんどのケースで、3G回線で通話するより割安になる。

 まず固定電話への発信は、3分間8.4円で、ソフトバンクモバイルのホワイトプラン(21円/30秒)より確実に安くなる。携帯電話への通話料は16.8円/分。月額980円の追加料金で通話料が半額になるWホワイトオプション(10.5円/30秒)を使っていても、1回の通話が30秒以上であれば割安になる。

 もっとも、ホワイトプランで無料通話できる相手にかける場合は、050 plusを使うと割高になる。

料金節約効果が分かりやすい

 ソフトバンクモバイルの料金プランと050 plusを使った場合の料金差は、通話終了後に表示される「おトク表示」機能で確認できる(写真1)。メリットの分かりやすさから、「宣伝活動は何もしていないにもかかわらず、『SNS』カテゴリーの人気アプリランキングで上位を維持している。ダウンロード数は2週間で4ケタ台に達した」(井上誠一ネットビジネス事業本部IPサービス部担当部長)と、NTTコム自身も驚くほどの反響である。

写真1●NTTコミュニケーションズが提供する「050 plus」のiPhone用アプリの画面例<br>左はダイヤルパッド。無線LAN環境で発信可能。右は3G回線交換で通話した場合と料金を比較する「おトク表示」機能。
写真1●NTTコミュニケーションズが提供する「050 plus」のiPhone用アプリの画面例
左はダイヤルパッド。無線LAN環境で発信可能。右は3G回線交換で通話した場合と料金を比較する「おトク表示」機能。
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 NTTコムは050 plusを今後、企業でも利用しやすいように強化していく方針だ。というのも、割安な通話料金によって大きなメリットを得られるのは、iPhoneから発信する相手がソフトバンクモバイルの携帯電話以外になることが多いビジネスユーザーだからだ。

 さらにビジネスユーザー特有のメリットもある。「例えば、個人所有の携帯電話を仕事での通話に使っている人は多い。そういう場合に、050番号を仕事用として使い分ければ、通話料の削減だけでなく、公私分計を実現できる」(井上担当部長)。