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 今回は与野党の復興ICT政策のうち、被災地・被災者支援に関する政策を徹底比較する。共通点は多いが、違いは自民党が「被災者とその人命・健康」重視なのに対して、民主党が「被災地とそのインフラ」に向いていること。政権交代時の「コンクリートから人へ」がまるで逆転している。

 民主党案ベースで当面の被災地の復旧・復興に関する分野の項目を比較すると図1のようになる。前回も紹介したように、第1回の図5(前回から再掲)と比較すると最も大きな違いは、民主党案の項目にはすべて「被災地」が頭にあるのに対して、自民党政策は明確に「被災者」に視点を置いていることである。

図1●民主党案ベースで見た両党案の対応(被災地関係)
図1●民主党案ベースで見た両党案の対応(被災地関係)
民主党/自民党資料より筆者作成
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図5●自民党 新ICT戦略「デジタル・ニッポン2011絆バージョン<br>~復興、そして成長へ~」(2011年8月11日)
第1回/図5●自民党 新ICT戦略「デジタル・ニッポン2011絆バージョン
~復興、そして成長へ~」(2011年8月11日)
自民党資料より筆者抜粋
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 従って、民主党案の最初には、「1.被災地のインフラ復旧・強化・改善」が登場するのに対して、自民党政策では「1.被災者の命と生活を守るための~」が最初に登場する。今や、「コンクリートから人へ」はむしろ自民党が率先している。