SNSと企業の一歩進んだ付き合い方講座
目次
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技術的スキルを問われる“デジタルマーケター”たち
これまで2週にわたり、米国企業のマーケティング活動の内製化が、デジタル領域を中心に加速している現状を述べてきた。一方で内製化に伴い、マーケター(マーケティング活動にかかわる戦略立案者)に求められるスキルセットが、従来のそれとは大きく変わりつつあるという事実も無視できなくなっている。
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「内製化」で重要度が高まるデジタルマーケティングのスキル
米国企業のマーケティング活動が、デジタル領域を中心に「内製化」しつつある。デジタルマーケティング関連業務は、効率化あるいは自動化できる部分がどんどん多くなっている。その一方で、「内製化」がもたらすデメリットも見えてきた。
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米企業のマーケティング内製化が問う、広告代理店の存在意義
今月の初めに、全米広告主協会(Association of National Advertisers - ANA)から興味深いレポートが発表された。「The Rise of the In-House Agency(インハウス・エージェンシーの台頭)」と題されたそのレポートは、近年米国で広告主がイン…
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頻発する炎上事件、企業はソーシャルメディアポリシーで防げるか
従業員のSNSへの投稿から発生したトラブルに企業が巻き込まれる事態が増えている。ソーシャルメディアに対する企業のリスクマネジメントの必要性が今まで以上に高まっている中で、「炎上事件」に対する企業の体制を改めて考える。
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8月末のFacebookの規約変更が企業にもたらす変化
「おそらく今後は、企業がFacebookを何らかの形で活用したプロモーション活動が今まで以上に増えてくる」――。2013年8月末に改訂されたFacebookページの利用規約は、こう期待させるのに十分なものだった。ポイントをいうと、利用規約がこれまで以上にシンプルになり、細かな項目やルールが削られた…
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日本人はSNSで情報をシェアしないのか?
自分たちが発信した情報がソーシャルメディア上でどれだけ広がっているのか、それをバイラル(口コミ)的な効果も含めて見ていきたいというのは、ソーシャルメディアを活用している企業は必ず考えるはずだ。パリに本社を構えるグローバルな市場調査会社であるIpsos OTXと、同社が世界24カ国で実施するGlob…
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Facebookの「外部埋め込み機能」がもたらす利便性とリスク
Facebookで先週、投稿の「外部埋め込み機能」を追加する新しいアップデートがあった。これまでFacebookではごく一部のユーザーを除き、個別の投稿をFacebookの外にあるブログやその他ウェブサイトに貼りこめないようになっていた。今回のアップデートにより、「共有範囲」が「公開」に設定されて…
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実施率は4割強、日本企業のソーシャル「リスニング」事情
企業がソーシャルメディアに相対するにあたって、「リスニング」すなわち「ソーシャルメディアの世界で、何がどう語られているかを調査し把握すること」が不可欠な要素の1つとなっている。最近になってようやく、一部の企業で重要度が高いものとして位置付けられるようになってきたようだ。
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調査で分かった米フォーチュン500のソーシャルメディア活用状況
米国で「フォーチュン500」にランクインすることは、単に総売上高が全米上位500社の中に入る以上に大きな意味を持っている。今回はフォーチュン500を対象に、米国のマサチューセッツ大学ダートマス校が実施した調査とその結果を踏まえながら、大企業のソーシャルメディアの活用の「今」を考えてみようと思う。
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企業が「エンゲージメント率」による効果測定で注意すべきこと
企業がソーシャルメディアをビジネス戦略、施策に利活用するにあたって、Facebookページの運営では「エンゲージメント率」と呼ぶ指標が多く使われるようになっている。ただし、この「エンゲージメント率」だけで安易に施策全体を評価したり、この指標の数値の上下に一喜一憂したりするべきではなく、適切な活用が…
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企業はソーシャルを「本当に」活用できているか
日本でソーシャルメディアが本格的に企業のビジネス活動に使われはじめて、もう4年ほどが経過している。個人のみならず企業としても何らかの形で利用してきた。こういった試行錯誤の中、はたして本当にソーシャルメディアは、企業のマーケティング活動の中でしっかり活用されているのだろうか?
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Facebookが始めた「Graph Search」、マーケティング面での威力と注意点
先日、Facebookが「Graph Search(グラフ検索)」と呼ぶ機能の提供を一般向けに始めた。ほどなく「米国英語」でFacebookを利用しているユーザーすべてが、同機能を使えるようになる。今回は同サービスのマーケティング面での威力と、ユーザーが意識しておくべき注意点を解説しよう。
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ソーシャルメディア隆盛の中、改めて注目されるeメール
先日あるメディアの記事で、ソーシャルメディアの活用が大きくなっている中、オンライン小売(Eコマース)の分野ではeメールの方が、はるかに重要である可能性があるという内容のレポートが話題になった。レポートによれば、2009年から2013年にかけての4年間で、eメールを顧客の購買行動につなげたオンライン…
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再び活発化したSNSの「なりすまし」と「乗っ取り」、今すぐできる対策は
最近、ソーシャルメディア(SNS)の「なりすまし」にかかわる話題を、多くのところで見かけるようになった。これは日本国内に限った話ではない。約1カ月前にはFacebookが、企業やブランドの公式Facebookページに対して、それが「本当の公式ページ」であることを保証するマークの表示を始めた。この仕…
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Facebookが「ページインサイト」の仕様変更、戦略的なページ運営が必須に
Facebookが「ページインサイト」を、2011年10月に公開して以来、初めてリニューアルさせた。「ページインサイト」とはFacebookページを開設しているユーザーが、自分のFacebookページにおけるさまざまなパフォーマンスを確認するための、いわゆる解析ツールである。
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相次ぐプラットフォームの仕様変更、企業はどう対応するべきか
最近、TwitterとFacebookを中心に、SNSプラットフォームで新しい動きが数多く見られる。例えばTwitterが、自社の広告主向けに提供していたツイート解析ツールを、一般ユーザーにも提供し始めたこと。そしてFacebookがハッシュタグの提供を発表したことなどが挙げられる。
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新型動画共有アプリ「Vine」が変える企業マーケティング
Twitter傘下の動画共有サービスである「Vine」がユーザー数を伸ばしている。同アプリは、端末で撮影した最長6秒間の動画を、ループできる形でアップロードし、「Vine」内のコミュニティーなどで共有できるようにする。2013年1月にiOS版が利用可能になり、それに続く形で今回、Android版が…
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「読まれなくなる」Facebookでの投稿、先進企業の対策は
企業がFacebookを、マーケティングの中のコミュニケーション戦略に位置付けて活用するようになってから数年が経過した。多くの企業がFacebookページでコミュニケーションをとるようになると、運営担当者は、自分たちのFacebookページから発信されたメッセージが、どれだけ広範囲にかつ確実にユーザ…
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ソーシャルメディア担当者が1週間にすべきこと
海外のソーシャルメディア関連コンサルティング会社が、「ソーシャルメディア担当者」の1週間の仕事量と、それらに配分する時間の例を公開した。すべてこのとおりとは行かないが、ここに書かれた項目と想定時間から、ソーシャルメディア担当者がすべきことを整理してみた。
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Yahoo!はTumblr買収で何を手に入れられるか
ソーシャルメディアの業界勢力図が書き換わる可能性のあるニュースが、米国時間の2013年5月19日に報じられた。米Yahoo!の取締役会が、2007年のサービス開始以降多くのユーザーに利用されている米Tumblrの買収を承認したというニュースである。