SNSと企業の一歩進んだ付き合い方講座
目次
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マネジメント層と現場の間にある温度差(マネジメント編)
前回の記事で、企業のソーシャルメディア活用に関しては、マネジメント層と現場サイドとの間に温度差にも似たようなものがあると書いた。この温度差を埋めるには「プロトコル」を合わせることが重要である。そこで今回はマネジメント層側から、この「プロトコル」の違いを埋めていくために必要なことを考えてみよう。
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マネジメント層と現場の間にある温度差(現場編)
マネジメント層は、成功事例の評価については慎重で、ほとんどが偶発的な要因によってもたらされたことを理解している。一方、現場の担当者は、ソーシャルメディアを活用することによって、これまで見たことのない可能性や、ビジネスインパクトが存在することを(自分を含め)信じている。マネジメント層と現場の間にある…
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海外のソーシャル事例を研究する際の落とし穴
海外の情報では、新しく始まったサービスに関するニュースをはじめ、日本でも馴染みのある企業が斬新な形でソーシャルメディアをビジネスに活用している事例などが、日々何らかの形で日本語に翻訳、あるいは要約された形で配信されている。ただ実際には、海外(特にアメリカ)でソーシャルメディアを積極的に利活用する企…
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より地道なアプローチに舵を切り始めた企業のFacebook活用
2012年6月はじめにFacebookが「アプリセンター」をオープンした。これで企業もFacebookアプリを使った施策が、以前よりも活発になるかもしれないとも指摘する人もいる。だが、現場の担当者にはFacebookアプリの有効性そのものを慎重に検討していこうとする反対の動きも出てきている。
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SNSで変わるグローバルのコミュニケーション活動
筆者は仕事柄、海外の同僚と一緒に業務を行うことが頻繁にある。特にソーシャルメディアがコミュニケーション施策において積極的に活用されるようになってきて、その業務の中身も変わってきていると感じることが多々ある。今回は、特に海外が絡んでくる場合におけるソーシャルメディアを使ったコミュニケーションについて…
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SNSの多様化が新しい活用の可能性を広げる
ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)自体も多様化してくると、そのSNSをビジネスに利活用しようとする業界や企業も、より増加してくることになると考えられる。特に米国をはじめとした海外では、その傾向は徐々に見られている。中でもファッションの方面で、その活用がより高まってくるのではないかと予想さ…
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ビジュアルコンテンツと位置情報の連携による新たな可能性
最近、特に米国を中心にユーザー数を急速に伸ばしている、画像の収集や共有をメインにしたSNS「Pinterest」。さらに、日本国内でも画像などのビジュアルコンテンツと位置情報とを結びつける新しいサービスが出てきた。こうした新しいサービスは、非常に大きな可能性を秘めている。
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企業におけるPinterest活用を考える
ここ最近、海外の担当者と話をしていると、何かとPinterestの話題になることが多い。Pinterestは、現在特に米国を中心にユーザー数を急速に伸ばしている、画像の収集、共有をメインとした新しいSNSだ。海外、特に米国の企業では、この新しいSNSを自分たちのマーケティング活動に取り入れようとす…
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「はじめの一歩」をきちんと踏み出すために
先日、アメリカの大手自動車メーカーであるゼネラル・モーターズ(GM)が、Facebookでの広告掲載を打ち切ることを明らかにしたと報道された。報道によると、GMはFacebook向けの広告に対し、年間約1千万ドルを払っているが、これをやめるとのことである。今回は、この話について、少し考えてみよう。
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続・ソーシャルメディアを活用するプロジェクトを推進するために
前回の記事で、ソーシャルメディアを活用するプロジェクトが、なぜ本格的な実践に至らず、他の部門やマネジメント層に理解されないのか、という点について触れた。その中で「自分たちが他部門やマネジメント層に対して、“ソーシャルメディアのあるビジネス”をわかりやすい文脈で伝えきれていない」という意識をきちんと…
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ソーシャルメディアを活用するプロジェクトを推進するために
「ソーシャルメディアマーケティング」や「デジタルマーケティング」という言葉そのものが、まだホットなものと考えられているところもあるだろう。つまり、まだまだ「これから」というのが実情だ。これまでも本連載で「これから」実際にビジネスにおいてソーシャルメディアを活用していく人に向けて様々なことを書いてき…
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全体を俯瞰し、ソーシャルメディアを「ツール」として使う
海外の“ソーシャルメディア担当者”は、「ソーシャルメディアマーケティング」でも「デジタルマーケティング」でもなく「マーケティング」をやっている。あくまでも「マーケター」の視点で、ソーシャルメディアを一つの「ツール」として利用しようという意識が常に働いている。もちろん、その「ツール」ができること、で…
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“ソーシャルメディア担当者”に対する日本と海外の意識の差
2回続けて、海外の“ソーシャルメディア担当者”が、現在強く意識していることについて述べてきた。このテーマについて述べていくにあたり、いわゆる現場の担当者のことを“ソーシャルメディア担当者”という形で表現してきた。だが、筆者自身は、そもそも海外の“ソーシャルメディア担当者”というポジション自体が、日…
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続・海外のソーシャル担当者が強く意識していること
前回の連載では、海外における“ソーシャルメディア担当者”が施策を展開していくにあたって強く意識している5つのポイントを紹介した。それらは、現時点で日本国内の担当者が悩ましい課題として認識されているものと、それほど大きく変わることはないものと言えるだろう。今回は、その続編という形で、より現場レベルで…
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海外のソーシャルメディア担当者が意識している5つのポイント
筆者自身は海外(大半がアメリカだが)でデジタルマーケティングを推進・展開している人間と、社内外問わず接する機会が非常に多い状況にある。彼らと日々コンタクトを取る中で、特にソーシャルメディアを自分たちのマーケティングあるいはコミュニケーション活動に利活用していくにあたって重要だと考えている点は、大き…
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社内SNSを推進・普及させるためのステップ
前回は、社内SNSの効果や有効性について考えるのはもちろんだが、それ以前に、まず導入する組織における人間のマインドセットについて考えるべきだ、と強調した。今回は、こうしたマインドセットをもっているという点はクリアしていることを前提に、ではどうすれば社内SNSの活用が推進され、そして普及するのかにつ…
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社内SNSを考える前に
東日本大震災から一年。携帯電話をはじめとした通信網がことごとく利用できなかった中で、TwitterやFacebookで連絡を取り合うことができた状況がクローズアップされ、緊急時の連絡手段としてのソーシャルメディアが注目されたた。業務を円滑に進めていくためのツールとしての社内SNSの活用は普及してい…
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ソーシャルメディアを組み込んだ戦略の効果測定
トリプルメディアを一通り挙げてみて、特にオウンドメディアをきちんと作ることこそが重要であると書いてきた。オウンドメディアを軸とし、ソーシャルメディアを自然に組み込むようなコミュニケーションを設計していくと、その効果測定についても、いろいろ意識しなくてはならないことが出てくる。今回は、そうした効果測…
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Facebookページの仕様が変わるインパクト
前回>は、企業が自社の戦略・施策にソーシャルメディアを含むデジタルを用いたアプローチを組み込む際、まずはオウンドメディアをきちんと作ることこそが重要ということを書いた。今回は、それに続くオンライン上のコミュニケーションの基盤を確立させる話を書こうと思ったが、予定を変更してつい先日に大きな仕様変更が…
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オウンドメディアをきちんと作る
コミュニケーション設計を考えていくにあたっては、トリプルメディアについてチャネルの棚卸しをしておくことが重要である。その上で、これらのチャネルを、どうつないでいくかを考えることが基本となる。ソーシャルメディアによる効果を十分に上げるためには、オウンドメディアをきちんと作っておくことが重要だ。