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 Facebookアプリの開発は、カンタンなようでいて、ムズカシイ――。

 カンタンな理由は、Facebookが用意したAPIを駆使してフツーにプログラムを書けばいいから。基本的にはフツーのCGIだから、Webアプリの開発経験があるプログラマであれば誰にでも書くことができる。しかも、開発したアプリはどこに配置してもよいので、実行環境も選ばない。

 しかし、“フツーじゃないコト”がムズカシイのである。

 Facebookアプリとして実際に動くプログラムは、どこに置いても、どんな言語で書いてもよい。だが、そのインタフェースはFacebookサーバー上にアプリ登録しなければならず、このアプリ登録には事前にデベロッパー登録が必要である。このデベロッパー登録自体は簡単だが、ユーザーとしてFacebookの「友達」が少ないとうまく動かない機能がある。そう、友達の少ない孤高のエンジニアには、開発することがとても難しいのだ。

 といった冗談はさておき、このほかにも、普段からフツーにユーザーとしてFacebookを使っていない人がいきなりデベロッパー登録をすると、さまざまなトラップに引っかかってしまい、作業が進まないことがある。Facebookでは、フィーチャーフォンオンリーの開発者が、Javaでサクサクとスマホアプリを開発するようなことは許されない。APIの呼び出し方も、スパムと誤認されないFacebookの不文律にしたがって書かなければならない。具体的には、ユーザーにパーミッションをとるときに指定したスコープ外のデータを呼び出そうとしてエラーになってしまうなど、意外な落とし穴にはまってしまうことがある。

 と、一見カンタンなようでいて、妙なことが難しいFacebookアプリ開発において、優秀な開発者のみなさんが足元をすくわれることのないように、その開発ノウハウを全10回にわたりフツーにお届けしていきます!

読者のみなさんにはじめに読んでもらいたい注意書きです。

『Facebookアプリ開発道場』~入門にあたって~
その壱:本道場は開発者を対象とし、基礎的な情報やプロセスは一部スキップする
その弐:開発のプロセスには、PHPとEclipseプラグインを用いる
その参:Windows Azure SDK(Software Development Kit)を使用する
その四:Facebookのアカウントをすでに取得・実際に利用している人を対象とする
開発ソフトや使用言語は自身の慣れ親しんだ環境を用いて臨機応変に作業しましょう