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 「段取り」「確認」ときて、今回はいよいよ最後の「振り返り」です!

 プロジェクトの作業がすべて終わった後、結果を整理・評価し、今後の活動に生かしていくのが振り返りの目的です。「いや、過去は振り向かん!!」という方も、ぜひ一度お試しを。

 なにしろ、プロジェクトを実施している時には前に走ることで精一杯。なかなか客観的に自分たちの成果を評価することは難しいものです。一旦立ち止まり、他のメンバーたちの意見も聴きながら冷静に結果を分析すれば、自分では気付くことができなかった知見をきっと得ることができるはずです。

 まぁ、正直に言うと「長かったプロジェクト、遂に…遂に終わったね!」というスッキリ感がぜんぜん違うのです。散らかし放題の机の上の書類、全部引き出しに大切に仕舞ってから次の仕事に取り組む。そんな気持ちになるだけでも、「振り返り」、やる価値ありますよ!

まずは結果の整理から

 最初に行うことは、プロジェクトの計画と実績を比較し、その差異を把握することです。具体的には、「得られた価値」と「そのために投入したリソース(人・物・金)」の2つの観点から予定に対する実績の変化を明確化します。

・得られた価値:「プロジェクト目標」「プロダクトスコープ」「品質目標」の達成度合いなど
・投入したリソース:「プロジェクトスコープ」「期間」「作業量とコスト」の差異など

 ここで重要なのは、プロジェクトトータルでの比較だけではなく、途中どのように変動してきたのか内訳が分かるようにしておくことです。例えば、「期間がトータルで2カ月オーバーした」という結果について、「設計が4カ月遅れとなり、製造段階で2カ月取り戻したものの結局間に合わなかった」ということが分かると原因を分析しやすくなりますよね。