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 福島第一原子力発電所の事故後、米国でも世論は強く脱原発に動いた(関連記事)。では、現在、審査中または建設中の原子力発電所はどうなっているのだろうか。

 2007年から2009年にかけて、米国では長らく建設されていなかった原発を新設しようという“原発ルネサンス”と呼ばれる動きがあった。その最中、全部で26基のライセンス応募があった(図3)。

図3●新規にライセンスに応募している原発の場所と原子炉の数
図3●新規にライセンスに応募している原発の場所と原子炉の数
このうちテキサス州のVictoriaは申請を取り下げた。PSEGは2010年5月25日に仮申請を出して受理されたが、まだ審査が始まっていない。その他、Grand Gulf、River Bend、Callaway、Nine Mile Pointは審査停止状態。Bellefonteは建設を再開している。

 現在そのうち6基は審査が停止している(注:そのうちの一つBellefonteは最近建設を再開)。審査が継続している残りの20基のうちライセンス取得にめどが付いているのは4基のみで、その4基については建設が続いている。そのため、現在は5基のみ新規の建設が行われている。26基のうちの5基のみなので、ルネサンスと言っても小規模なものではある。