第1回、第2回では、スマートフォンユーザーが最もよく利用しているSNSやその理由、SNSの利用シーン、スマートフォンでSNSを利用して良かったこと/悪かったことなどを取り上げた。第3回はOS別に「SNSの使い勝手満足/不満足点」などをアンケート結果から見ていく。
調査概要 | スマートフォンでのSNS利用に関する調査 |
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主催 | モバイルマーケティング・ジャパン、ネットマイル |
対象ユーザー | 「スマホリサーチ」パネル(共通ポイントプログラム「ネットマイル」会員約450万人の中から抽出したスマートフォンユーザー) |
調査期間 | 2012年2月28日~3月2日 |
方式 | インターネット調査(回答はすべてスマートフォンから得たもの) |
有効回答数 | 1323 |
iOSユーザーの方が全般に「良かった」の割合が高い
第2回では、全体で「SNSを利用して良かった/悪かった点」を比較したが、利用OS別ではどうだろうか。図1はiOSとAndroidのユーザーそれぞれにSNSを利用した際の「良かった点」を聞いたものだ。「良かった点」については全体的にiOSユーザーの方がSNS利用の恩恵を感じていると捉えることができる。特に「情報収集量が増えた」についてはAndroidユーザーと比較して10%弱も高い結果が出た。
一方、「悪かった点」を聞いたのが図2だ。「SNSに時間を割きすぎてしまう」と回答したユーザーは若干iOSの方が高いものの、全般的には同じような傾向だ。現時点ではiOSユーザーの方がAndroidユーザーよりもスマートフォン利用歴が長い傾向にある。SNSをスマートフォンで使っている期間も長いと考えられるため、使いこなしているユーザーもその分多く、「良かった点」を挙げたユーザーがiOSの方が多くなったと考えられる。