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ブランク氏の新著「Startup Owners Manual」では、起業家が肝に銘じておくべき「顧客開発マニフェスト」が紹介されています。今回の投稿は、その17項目の紹介です。(ITpro)

 ビジネス・パートナーのボブ・ドーフ氏と私が新著「Startup Owners Manual」を書き上げた際、この中にある「顧客開発マニフェスト」の17項目を本コラムで紹介する価値があると考えました。

顧客開発マニフェスト

 スタートアップ企業とは、繰り返し可能で拡張可能なビジネスモデルを探し求める、仮の組織です。

1.あなたのオフィスの中には、何もありません。だから、オフィスの外に出ましょう
2.顧客開発とアジャイル開発の両手法は、一緒に使いましょう
3.失敗は、ビジネスモデルを探し求めるときに起こる、必然的な過程です
4.もし、あなたが失敗を恐れるなら、あなたは必ず失敗します
5.繰り返しとピボットするのは、洞察の結果次第です
6.あなたの仮説は、実験で検証しましょう
7.成功は、投資家と共同創業者の賛同から始まります
8.顧客との最初のコンタクトの後に生き残るビジネスプランはありません
9.すべてのスタートアップ企業は同じではありません
10.スタートアップの評価基準は、既存企業と同じではありません
11.市場の種類を承知してください。市場の種類によってすべてが変わります
12.大切なのは、すばやく恐れない決断、短いサイクルタイム、スピードとテンポです
13.情熱がなければ、ビジネスの扉を開いた瞬間にあなたは死にます
14.スタートアップ企業の役職と機能は、既存企業のそれとは全く異なります
15.ビジネスモデルを探している間は、現金を保持しましょう。ビジネスモデルが見つかったらそれを使いましょう
16.コミュニケーションを良くし、学びを分かち合いましょう
17.スタートアップ企業では、混沌と不確実性を容認することが必要です

 本を読んだ方の中で何人かの方が、本から切り離すことなくこの内容を覚えておく方法をたずねてきました。上記の項目を壁に貼ってみてください。

(訳者注:スティーブ・ブランク氏は、従来のビジネスプランは不必要であり、アレキサンダー・オスターワルダー氏が考案したビジネスモデル・キャンバスによってビジネスモデルを明示することが、スタートアップ企業の事業構築の第一歩だと認識しています。そのビジネスモデル・キャンバスを指針としてオフィスの外に出て、ビジネスモデルのすべての仮説を検証するプロセスが、ブランク氏が提唱する「顧客開発」なのです)

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2012年3月29日オリジナル版投稿、翻訳:山本雄洋、木村寛子)

スティーブ・ブランク
スティーブ・ブランク  シリコンバレーで8社のハイテク関連のスタートアップ企業に従事し、現在はカリフォルニア大学バークレー校やスタンフォード大学などの大学および大学院でアントレプレナーシップを教える。ここ数年は、顧客開発モデルに基づいたブログをほぼ毎週1回のペースで更新、多くの起業家やベンチャーキャピタリストの拠り所になっている。
 著書に、スタートアップ企業を構築するための「The Four Steps to the Epiphany」(邦題「アントレプレナーの教科書新規事業を成功させる4つのステップ」、2009年5月、翔泳社発行)がある。