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スイッチは最大何段までつなげられるの?

(イラスト・アニメーション:岸本 ムサシ)

  今回の回答者:
シスコシステムズ
プロダクトマネージメント シニアプロダクトマネージャー
角林 史崇

 スイッチ同士は、互いのポートをケーブル接続することで、数珠つなぎにしていくことができます。企業ネットワークではこのつなぎ方をすることで、コアとなるスイッチと配下のスイッチを多段につなげていきます。そのとき、スイッチは何段までつなげられるのでしょうか。

 実は、スイッチが多段接続できる台数には、仕様上の制限がありません。何段でも重ねられます。上限があると思い込んでいる人は、スイッチが登場する前に使われていたリピーターハブの「10Mビット/秒のイーサネット(10BASE-T)では4段まで」「100Mビット/秒(100BASE-TX)では2段まで」という段数制限のことと勘違いしてしまっているのでしょう。これらの制限は、イーサネットの標準仕様であるIEEE 802.3で決まっています。

 仕様上の段数制限がスイッチにないといっても、あまり多段につなげることはお勧めしません。3~4段に抑えるのがよいでしょう。段数が多くなると、コアスイッチに近いケーブルが外れたり、切れたりすると、悪影響がネットワークの広範囲に及んでしまうからです。

 なお1台のスイッチに搭載しているポート数は、シスコの場合、小型の製品で8ポート、19インチラックの1U製品で最大48ポートです。シャーシー型製品は、48ポートのモジュールを複数台搭載でき、最大で528ポートになります。スイッチのポート数が8の倍数になっているのは、一つで8ポートを制御できるチップが使われているからです。

 また、スイッチ同士を接続する方法には、数珠つなぎ以外に、専用ポートでつなぐスタック接続もあります。スタック接続では、つないだ複数台のスイッチ(シスコ製品では最大9台)が、ネットワーク的には1台の大きなスイッチに見えます。このときは、スイッチに上段、下段の区別はなく、すべて同じ段にある、ということになります。