PR
写真1●開発者向けイベント「Windows Developer Days」
写真1●「Windows Developer Days」の会場
[画像のクリックで拡大表示]

 Windows 8のアプリ開発者向けイベント「Windows Developer Days」(WDD)が、4月24~25日に都内で開催された(写真1)。2月29日にベータ版相当のConsumer Preview版が提供開始後、Windows 8に関して国内で開催される最初のイベントとなった。

 イベントは両日とも午前中に基調講演が行われ、Windows 8に取り組む開発者にとって見応え十分の内容となった。午後からはさらに詳細な情報を提供するブレイクアウトセッションが用意されていた。一人の開発者として参加した視点から、MSDNなどで公開されている範囲でレポートしてみたい。

 なお、イベント内容のTwitterやブログへの投稿は自由というルールのため、数多くの投稿がされている。ネット上の参加者のレポートやTwitterのハッシュタグ(#wddjp)も併せて読んで参考にしていただきたい。

1日目の基調講演では「Windows To Go」をデモ

 まずは基調講演を振り返ってみよう。基調講演は1日目が米Microsoftのスティーブン・シノフスキー氏、2日目が日本マイクロソフトの大場章弘氏が担当した。

写真2●1日目の基調講演に登壇した米Microsoft Windows & Windows Live担当プレジデントのスティーブン・シノフスキー氏
写真2●1日目の基調講演に登壇した米Microsoft Windows & Windows Live担当プレジデントのスティーブン・シノフスキー氏
[画像のクリックで拡大表示]

 シノフスキー氏の基調講演(関連記事:「妥協のないOSを目指す」、シノフスキー氏が基調講演でWindows 8を披露)は、スペインのMWCとドイツのCeBITで発表した内容を日本向けにアレンジしたという内容だ(写真2)。サプライズとして、講演の最後にWindows 8の「Release Preview」版を6月第1週にリリースすることが世界ではじめて発表された(関連記事:Windows 8の次期テスト版は6月第1週に公開)。

 Release PreviewはこれまでRC版と呼ばれていた製品候補版に相当し、Consumer Previewに対する様々なフィードバックが反映される。Release Preview以降はバグ修正が中心となることが予想されるため、6月第1週にWindows 8の仕様の大部分が判明すると考えてよいだろう。

 基調講演では、日本マイクロソフトの藤本恭史氏による「Windows To Go」のデモも行われた(写真3)。Windows To GoはUSBストレージからWindows 8をブートする新機能で、CeBIT同様、WDDでも企業向けの機能として紹介された(関連記事:「Windows To Go」はまだデモ専用、ライセンスは検討中)。

 Windows To Goは企業向けの「Windows 8 Enterprise」限定の機能と発表されており、一般向けの上位版「Windows 8 Pro」には含まれないようだ(参考リンク)。実際にUSBメモリーから起動するデモについて、CeBITではUSB 2.0のメモリーを使用していたが、今回は「USB 3.0」という表記が確認できた。起動時間に関してはいずれのデモも実用の範囲内という印象だった。ただし起動速度はUSBの規格に関係なく、USBメモリーのランダムアクセス性能に関係している可能性もある。

写真3●デモをする日本マイクロソフト Windows本部 本部長の藤本恭史氏
写真3●デモをする日本マイクロソフト Windows本部 本部長の藤本恭史氏
[画像のクリックで拡大表示]
写真4●Windows To Goのデモに使用されたUSBメモリー<br>Kingstonの「DataTraveler Ultimate 3.0 G2」に見える。
写真4●Windows To Goのデモに使用されたUSBメモリー
Kingstonの「DataTraveler Ultimate 3.0 G2」に見える。
[画像のクリックで拡大表示]