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 サーバーは無事。ところがアクセスに必要な端末がない──。東日本大震災ではこんな事態が目立った。サーバーやストレージはデータセンターやオフィス内のサーバー室などに設置しているのに対し、PCは地震でデスクから落下したり、津波に流されたりして使用不能になるケースが多かった。結果的にシステムが使用不能となってしまった。

 「PCを調達できても、被災地にIT担当者がおらず、VPNや通信の設定ができなくて使えないといったケースが多かった」と、シマンテック ストレージ&クラスター製品担当の星野隆義技術部長は話す。そうした事態を避けるには、現場がすぐ使える端末をいかに確保するかが大切になる。

 企業の業務端末の選択肢としてはノートPCのほか、スマートフォン/タブレット端末や、普及率が高い携帯電話がある。端末は停電が続く被災地で使うケースもあれば、出社できない状況の中、自宅で使うケースもあるだろう。どのような場所でどんな業務をするかに応じて、適切な端末を選ぶ必要がある(図1)。

図1●業務用端末の災害時の状況や使い勝手
東日本大震災の際、携帯電話、スマートフォン/タブレット端末、PCの評価は異なった
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 現時点で使い勝手がよいのは、ノートPCだ。情報を参照するだけでなく、登録したりファイルを作成したりと幅広い用途に使えるからだ。スマートフォンやタブレット端末の災害時における用途は、メールのやり取りや情報閲覧が中心になるとみられる。