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Dumpchkコマンドを使用して出力する

 Dumpchkコマンド(Dumpchk.exe)は、メモリーダンプファイルが正しく作成されたことを確認できるコマンドラインユーティリティである。Windows XPの場合にはインストールCD-ROMの「Support\Tools」フォルダにある「Setup.exe」を実行すれば利用可能となる。一方、Windows Vista/7の場合にはマイクロソフト社のサイトから「Debugging Tools for Windows」(英語版)をダウンロードしインストールすることで使用可能となる。32ビット版と64ビット版がある。ので、使用環境に応じたバージョンをダウンロードすればよい。

 Debugging Tools for Windowsをインストールした後に、図11に表示されているオプションメニューから「下ペインのモード」(黒丸1)を選ぶと表示されるサブメニュー(図12、赤枠)で「DumpChk出力」(黒丸2)を選択する。

図12●図11の「オプション」から「下ペインのモード」(黒丸1)を表示<br>デフォルトではすべてのドライバがリストアップされるようになっているが、ここから「スタック内で見つかったドライバーのみ」(色付けされた背景の行にリストアップされているファイルのみ)表示を選ぶこともできる。
図12●図11の「オプション」から「下ペインのモード」(黒丸1)を表示
デフォルトではすべてのドライバがリストアップされるようになっているが、ここから「スタック内で見つかったドライバーのみ」(色付けされた背景の行にリストアップされているファイルのみ)表示を選ぶこともできる。
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 すると、Dumpchkコマンドによって出力された情報が下部のペインに表示される(図13)。

図13●図12のメニューから「DumpChk出力」を選択した場合の下部ペイン<br>この出力結果を保存するには、「全て選択」してメモ帳などに貼り付け、テキストファイルとする必要がある。実行には本文に記載したように「Debugging Tools for Windows」が必要。
図13●図12のメニューから「DumpChk出力」を選択した場合の下部ペイン
この出力結果を保存するには、「全て選択」してメモ帳などに貼り付け、テキストファイルとする必要がある。実行には本文に記載したように「Debugging Tools for Windows」が必要。
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 このDumpchkコマンドを使用して出力したファイルは、テキストとして出力する機能はないので、下部ペインで全ての情報を選択した後にコピーし、メモ帳などに貼りつけてテキストファイルとして保存しておけば利用可能となる。ただ、上記の「Debugging Tools for Windows」をインストールした際に「Dumpchk.exe」がインストールされるフォルダを正しく指定しないと図13のような結果は得られない。その場合には、図11のメニューに示されている「詳細オプション」(黒丸4)を選択すると表示されるオプションダイアログ(図14)で、「Dumpchkコマンド」の欄に正しいパスが設定されているかどうか確認しよう。なお、図-12のサブメニューにある「生データ(Raw Data)」(黒丸3)を使用した場合には、バイナリ情報がそのまま出力されるようになっている。

図14●ダンプファイルを出力する際のコマンド(赤枠)<br>「Debugging Tools for Windows」のセットアップによっては、このフォルダ名と異なる可能性もあるので、あらかじめチェックしておく。
図14●ダンプファイルを出力する際のコマンド(赤枠)
「Debugging Tools for Windows」のセットアップによっては、このフォルダ名と異なる可能性もあるので、あらかじめチェックしておく。
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 上記のテキストファイルやDumpchkコマンドによる出力ファイルは、一般のユーザーがこれらの情報を利用して問題解決に役立てる、といった性格のものではない。トラブル対応の一環として、例えば専門家に解析を依頼するとか、あるいはマイクロソフト社のサポートに問い合わせる際の提供資料の1つとして活用できるだろう。ただ、これらのダンプ情報の中には、セキュリティ上重要な情報が含まれる可能性がある(特に完全メモリーダンプを行った場合)ので、その取り扱いには十分な注意が必要だ。