改めて言うまでもないが、スマートフォンの動きはめまぐるしい。いつもITproはスマホ関連のニュースで賑わっているが、今週は特に印象深い話題が多かった。6つのトピックと関連記事を紹介する。
ソフトバンクも夏モデル発表、世界初「放射線測定スマホ」って何?
ソフトバンクモバイルは今週、Androidスマートフォンの夏モデル4機種を発表した。予告どおり、全機種をプラチナバンド(900MHz帯)に対応させたほか、世界初という放射線量測定機能を搭載したスマホもラインナップに加えた。
なお、既に発表済みのNTTドコモとKDDIの夏モデルについては、先々週の週末スペシャルを併せてご覧いただきたい。
ソフトバンクが900MHz帯対応スマホ、放射線測定機能付き製品も発表

LTE対応で低価格なSIM
このところ、ユニークなSIMを続々と出してきた日本通信が、今度はアマゾン ジャパンと組み、LTE/3G対応のSIMを発表した。データ通信量の制限(500MB/月)はあるが、利用料は月額1980円と安価だ。
日本通信からアマゾン限定SIM、500Mバイトで月1980円
プラン変更に柔軟に対応する“カメレオン”、日本通信がLTE対応のSIM発売
基本料0円のデータ通信SIM、日本通信とヨドバシカメラが発売
日本通信から月額980円のデータ通信SIM、イオン専用商品として販売

Facebookが再びスマホの開発に乗り出す
「欲しいハード/ソフトが売っていなければ、ユーザー企業自身が作る(企画する)」というのは、ビッグデータや巨大データセンター構築、電子書籍端末などの新興分野でみられるトレンドだ。米Facebookも2011年に、自社サービスを強化するためのスマートフォン「Buffy(開発コード名)」を開発していた。
今回Facebookは、iPhone/iPadを開発していた元Appleの技術者を雇い入れて、新たな挑戦を始めたようだ。さて、どんなスマホを作ろうというのか?
Facebookが独自スマホを開発中、元Appleエンジニアを雇用---米メディア

Android“断片化”の実態
モバイルアプリケーションの開発者にとって、Androidの“断片化”は頭の痛い問題だ。Android端末のメーカーや機種が多すぎて、開発やテストの手間がばかにならない。そんな断片化の実態を米Staircase 3がビジュアル化して発表した。
モバイルアプリ開発者のAndroidへの関心が低下傾向、HTML5採用は加速---米調査
モバイルアプリ開発の新規プロジェクト数、iOSは73%、Androidは27%、米社調査

苦悩するNokiaとRIM
かつて「Symbian」「BlackBerry」で成功を収めたスウェーデンNokiaとカナダResearch In Motion(RIM)の業績が芳しくない。その理由は?
世界スマホシェア、Android 59%、iPhone 23%
(SymbianとBlackBerryは大幅減)
スマホ顧客満足度:最高・最低メーカーは?
(Nokiaは善戦、RIMは最下位)
Nokiaが携帯端末事業のQ1業績を下方修正、営業赤字計上へ
RIM、第1四半期も営業赤字の見込み、年度内の人員削減計画も発表

ワイヤレスジャパンで披露された最新技術
今週、東京ビッグサイトで「ワイヤレスジャパン 2012」が開催され、モバイル通信関連の最新技術が展示された。
KDDI、“素のAndroid端末”で複数通信回線を束ねる高速ダウンロード技術を披露
「ディスプレイ部の振動」で音を伝える新技術、京セラが体験デモ
NEC、「絵皿に盛られたパスタ」も高精度に識別できる画像認識サービスをデモ
従来型MCA無線機と置き換えて使える「IP無線機」、パイオニア販売が展示
