プライベートでもビジネスでも、予定表や連絡先の管理は重要事項。紙の手帳で管理する人も多いだろうが、スマートフォンを所有しているのならこれを活用しない手はない。スマートフォンでは、予定表や連絡先のデータがほかの機能やアプリと密接にリンクしており、非常に便利に使えるからだ(図1)。

例えば、訪問先の所在をあらかじめ予定表に入れておけば、必要に応じて地図サービスを呼び出して経路を調べることが可能だ。また、最近は大事なやり取りでも、電話ではなくメールを通じて交渉することが少なくない。連絡先にメールアドレスを入れておけば、とっさの場合も即座に対応できる。
スマートフォンには、クラウドサービスと連携して、予定表や連絡先を同期する機能がある(図2)。ここではAndroidスマートフォンとiPhoneのサービスを見ていこう。

Androidスマートフォンの場合、米グーグルが運営するクラウドサービスに対応する(図3)。クラウドサービスを活用する利点は、いつでも同じ内容が利用できること。自宅や職場のパソコンで基本的なデータの入力を済ませておき、外出先ではスマートフォンを使い内容を確認できる。
パソコンから「Googleカレンダー」に予定を書き込むと、スマートフォンに転送される。一方、スマートフォンで新しい予定を変更すると、Googleカレンダーも更新される。いずれの同期処理も、スマートフォンの電波がつながっている状態で、瞬時に処理される。