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環境を用意しよう

 「まずはとにかくCoffeeScriptを試してみたい!」ということであれば、CoffeeScript本家サイトで提供されている簡易インタプリタがお勧めです(図2)。本家サイトにアクセスし、上部メニューから[TRY COFFEESCRIPT]を選択するだけで起動できます。ウィンドウの左枠にCoffeeScriptのコードを入力すると、右枠にはコンパイル済みのJavaScriptコードが表示されます。右上の[Run]ボタンで実行もできます。CoffeeScriptとJavaScriptの対応関係を確認しながらコーディングできますので、学習用途にお勧めのツールです。

図2●CoffeeScriptの簡易インタプリタ
図2●CoffeeScriptの簡易インタプリタ

 なお、リスト1のようにCoffeeScriptのコードをHTMLに埋め込んでも実行できますが、「コンパイル」→「実行」という手順を踏みますので、相応のオーバーヘッドが発生します。あくまで、開発時に手軽にCoffeeScriptを実行したい場合の利用に留めるべきです。

リスト1●CoffeeScriptをWebブラウザーで実行するコード
リスト1●CoffeeScriptをWebブラウザーで実行するコード

 本格的に開発を行うのならば、CoffeeScriptのコンパイル環境を用意したいところです。CoffeeScriptをコンパイルするには、サーバーサイドJavaScriptのプラットフォームとして知られるNode.jsをインストールしておく必要があります。Node.jsのインストーラは本家サイトからダウンロードできます。入手したnode-vx.x.x.msi(x.x.xはバージョン番号)をダブルクリックしてインストーラを起動します。インストールそのものはウィザードに沿って先に進めていくだけです。

 CoffeeScriptのZipパッケージはGitHubからダウンロードできます。これを「C:¥CoffeeScript」などに展開し、環境変数PATHにCoffeeScriptの本体が保存されているパスである「C:¥CoffeeScript¥bin」を追加しておきましょう。

 CoffeeScriptを簡単に呼び出せるように、リスト2のバッチファイル(coffee.bat)を用意しておきます。コマンドラインで
coffee オプション ファイル名
と入力すると、ファイルをコンパイルします。オプションは表1を参照してください。-wオプションで自動コンパイルを有効にしておくと、ファイルが変更されるたびにコンパイルが実行されます。-cオプションを指定しない場合は、CoffeeScriptを直接実行できます。

リスト2●coffeeコマンドを実行するWindowsのバッチファイル(coffee.bat)
リスト2●coffeeコマンドを実行するWindowsのバッチファイル(coffee.bat)
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表1●coffeeコマンドの主なオプション
表1●coffeeコマンドの主なオプション
[画像のクリックで拡大表示]

 CoffeeScriptはメモ帳のようなWindows標準のテキストエディタでも開発できますが、文法ハイライトやコード自動補完に対応したエディタや開発環境があった方が便利です。「Text editor plugins」では、CoffeeScriptでの開発に役立つエディタ/開発環境を紹介しています。オープンソースの統合開発環境Aptana Studioは標準でCoffeeScriptに対応していますので、CoffeeScriptのためだけに特別な設定を必要としません。Railsの開発環境としても定評ありますので、Railsを利用しているのであれば、ぜひ導入しておくと良いでしょう。