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終わりに

 今回はJRubyを中心にInvokeDynamicについて紹介してきました。しかし、JRubyだけではなく、他の言語でもInvokeDynamicを取り入れる動きが出ています。

 例えば、Groovyも2.0からInvokeDynamicを導入する予定になっています。現在Groovy 2.0 beta 3が公開されており、InvokeDynamicを試すことができます。

 また、JVM上で動作するJavaScriptも、今までのRhinoに代わって、新たにNashornというプロジェクトが発足しています。NashornもInvokeDynamicを活用して性能を向上を図っています。

 動的型付け言語ではInvokeDynamicが使えるのですが、残念ながらJavaからはInvokeDynamicを扱うことができません。しかし、Java SE 8で導入予定のProject LambdaがInvokeDynamicを使用する予定になっています。

 さて、14回にわたってJava SE 7の機能を紹介してきましたが、今回が最終回です。

 Java SE 7はリリースの経緯から、小規模なバージョンアップの印象が強いのですが、意外に使える機能が多くあります。特にNIO2やProject Coinはすぐにでも試していただきたい機能です。

 また、コアAPIの細かな変更も使い勝手をよくするのに一役買っているのではないでしょうか。

 バージョンアップは来年のJava SE 8まで待っているという方も多いと思いますが、今年の11月にはJava SE 6のサポートも切れてしまいます。また、Java SE 8も安定バージョンがリリースされるまでには、それなりの時間がかかるはずです。

 筆者としては、ぜひJava SE 7を試していただきたいところです。

 そして、来月からはJavaFXについて取りあげる予定です。

 本連載ではJavaFX 1.xの頃に紹介を行いましたが、JavaFX 2.0の登場ですべてが変わってしまいました。Java SE 8では標準GUIライブラリをJavaFX 3.0にすることも決まっています。

 そこで、生まれ変わったJavaFXについて、あらためて紹介していこうと思います。お楽しみに。


今月の櫻庭
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 梅雨のまっただ中に写真を撮りに行くとなると、やはりアジサイですね。小雨が降る中、近所の公園にアジサイを撮りに行ってきました。

 晴れた日のアジサイより、雨が降っている時のアジサイの方が趣があると思うのは、日本人だからなのかもしれません。

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櫻庭 祐一(さくらば ゆういち)
横河電機 ネットワーク開発センタ所属。Java in the Box主筆