見落としがちなグローバル化の落とし穴
目次
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第46回 グローバルで活躍するための基本(7)外資系転職のためのキーポイント
それでは、外資系企業に転職するためには、具体的にどういう行動を起こせばよいのか。まず、最初にやるべきことは職務職歴書を作ることだ。ちなみに、グローバル企業や外資系企業では職務経歴書のことを、「CV(Curriculum Vitae)」と略していう。
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第45回 グローバルで活躍するための基本(6)外資系はそれほどスゴいわけじゃない
一般的に外資系企業というと、「敷居が高い」「英語のできる人ばかり」「仕事のできるスゴイ人ばかり」「いつクビになるかわからない」「精神的プレッシャーが大きい」……、などというイメージが先行しているかもしれない。
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第44回 グローバルで活躍するための基本(5)最短で「グローバル人材」になる方法とは
今回は、なるべく回り道をせずに効率的に最短で「グローバル人材」になる方法について書いてみたい。「グローバル人材」ってなんだ?という議論もあると思うが、単に英語ができるとか、あいつにまかせておけば海外とのやり取りができるというレベルの人材のことではない。
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第43回 グローバルで活躍するための基本(4)グローバル企業は軍隊と同じ?
今回は、人事や組織の話をしたい。日本企業は相対的に人事部門の権限が大きい会社が多いが、グローバル企業では直属上司の権限が大きい。日本企業、特に大企業では人材の昇進、異動、転属などは、中長期的に同期もしくは同年代の中での順列、場合によっては学歴、大学までも考慮した全体バランス重視の人事部門主体の人事…
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第42回 グローバルで活躍するための基本(3)人事評価システムはどうなっているのか?
これからの時代、グローバル企業で働く機会が増える。自分が外国人の上司から評価されたり、自分が上司となり外国人の部下を評価するケースが増えると予想される。グローバル企業の人事プロセスや評価の方法、評価ポイントはどうなっているのだろうか。今回は、自分が外国人の上司から評価される場合、逆に外国人の部下を…
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第41回 グローバルで活躍するための基本(2) ヘンなグローバル人材にならないために
多くの日本人は、数十年にわたり学校教育と社会生活において、他人との協調と調和を強く求められる環境の中で、なるべく目立つことなく強く自己主張せず、「沈黙は金」が美徳として生きてきた。ところがここにきて、急に「グローバル人材」の要件として、例えば「Yes、Noをはっきり意思表示し、自分の考え方や意見を…
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第40回 グローバルで活躍するための基本(1) 「グローバル標準OS」をインストールする
日本の少子高齢化、国内市場の縮小は現在も進んでおり、今後その影響はだんだんと現象として表れてくる。これは、誰もが認識していると思う。日本企業、特に製造業の地盤沈下は、すでに10年以上前から指摘されている。だが「とは言うものの、まだまだ大丈夫だろう」という問題先送りの雰囲気が蔓延しているように思う。
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第39回 企業にも心の時代(3) マインドフルネスとGoogleプロジェクト「アリストテレス」
筆者は、2015年にSIYLI(Search Inside Yourself Leadership Institute、シリ)の共同創業者でありCEOのMarc Lesser(マーク・レッサー)氏から、2日間のマインドフルネス・プログラムを受講する機会があった。プログラムは、Google米国本社の…
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第38回 企業にも「心の時代」(2) 心を病む社員の増加とマインドフルネス
「VUCAワールド」という言葉がある。もともとは、軍隊用語だが、ビジネスの分野でもよく使われている。ビジネスモデル、マーケットがすぐに成熟して陳腐化してしまう変動的(Volatile)ビジネス環境、異常気象や自然災害、政変、経済環境の急変など先が読めない不確実な(Uncertain)世界、様々な変…
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第37回 企業にも「心の時代」(1) グローバル企業で採用されている「マインドフルネス」
今回は、グローバル企業が社員教育のために注目しているマインドフルネス(Mindfulness)について書いてみたい。もしあなたの同僚や上司が、禅に凝って瞑想をしていると聞いたら、あなたはどのように感じるだろうか。自然に受け入れることができる人と、スピリチュアル的なものを感じて拒絶反応を示す人とに分…
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第36回 世界で活躍したいなら、外資系の実態を知っておこう(10)読者からの質問
9回にわたり「世界で活躍したいなら、外資系の実態を知っておこう」と題して、外資系企業の実態、優位点、リスク等について書いてきた。今回は、シリーズ最後のまとめとして、読者から寄せられた質問にお答えしたい。
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第35回 世界で活躍したいなら、外資系の実態を知っておこう(9)外資系でキャリアアップ
外資系企業では、OJT(On the Job Training)を通してグローバル標準の考え方、働き方、ビジネスの進め方、コミュニケーション方法などを学び、スキルを磨くことができることは、今までのインタビューに登場した外資系で活躍している人たちが共通して言っていることだし、筆者も事実だと思う。
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第34回 世界で活躍したいなら、外資系の実態を知っておこう(8)採用プロセスや評価基準は?
前回は、職種によって外資系の内情、実態がどう違うのかについてまとめてみた。外資系の場合、ポジションによってもその実態は大きく違ってくる。今回は、各ポジションによって、採用プロセス、職務内容、評価、報酬などがどう違うのかについて書いてみたい。
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第33回 世界で活躍したいなら、外資系の実態を知っておこう(7) 職種別でどう違う?
外資系企業は一般に成果主義を採用しており、パフォーマンスの悪い場合には、突然の解雇、リストラにあうというイメージが根強くある。果たして、実態はどうなのだろうか。外資系IT業界に関しては、職種によって大きな違いがある。
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第32回 世界で活躍したいなら、外資系の実態を知っておこう(6)活躍したい女性は外資系へ?
一般的にグローバル企業や外資系では、男女の性別に関係なくフェアに評価され、採用やプロモーションが決定されるといわれているが、実態はどうなのだろうか?今回は、歴史のある大手日本企業に新卒で入社したものの、キャリア志向の女性に対する差別的な雰囲気に嫌気がさし、外資系に転職した女性Eさん。前回登場いただ…
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第31回 世界で活躍したいなら、外資系の実態を知っておこう(5) 外資の社員でも英語はダメ?
Dさんの父親は米国人、母親は日本人で、米国生まれの米国育ち。米国の州立大学卒業後、世界各国で事業展開している米国の大手IT企業で働く30歳台前半の女性だ。日本には十代半ばの数年間、父親の仕事の関係で東京に住んだことがあるため、基本的な日本文化も理解している。
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第30回 世界で活躍したいなら、外資系の実態を知っておこう(4) 外資系は学歴不要?
Cさんは、高校卒業後、オフィス機器販売会社に入社。社内ナンバー1の営業成績をあげ、その実績で外資系IT企業に転職した。その後、数社を渡り歩き、行く先々で優秀な営業成績を上げた。現在は、中堅の外資系IT企業で、英語が全くダメながらも取締役営業統括本部長を務める。典型的なタタキあげ営業で、一時的に落ち…
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第29回 世界で活躍したいなら、外資系の実態を知っておこう(3) 外資系=ブラック企業?
今回登場していただくBさんは、外資系ブラック企業で受けたストレスからうつ病になり、6か月間療養したことがあるという。もうすぐ50歳。大学を卒業後、大手外資系IT企業に十数年勤務した後、中小の外資系IT企業数社を渡り歩き、現在は中規模の外資系IT企業で日本法人社長を務めている。
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第28回 世界で活躍したいなら、外資系の実態を知っておこう(2)
前回は、Aさんのキャリアについて説明した。大手電機通信メーカーを退社して、MBAを取得。その後、外資系コンサルティング会社で戦略系コンサルタントとして順風満帆な人生を謳歌していたが、突然うつ病になってしまったところまで語ってもらった。今回は、なぜうつになってしまったのかというところから、話を続けた…
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第27回 世界で活躍したいなら、外資系の実態を知っておこう(1)
若いビジネスマンは、内にこもる風潮が強いと言われる。だがそんな中で、海外で働きたい、世界で活躍したいという「意識の高い」若い人たちも、増えてきているのを感じる。海外で働く、グローバル企業で働くということは、現実には、どんな意識の違いやルールの違いを前提にしなければならないのだろうか。