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写真1●Red Hat ミドルウエアビジネス部門担当副社長 Craig Muzilla氏
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 「JBoss Enterprise Application Platformは、クラウドサービスに適用するために大幅にアーキテクチャを見直した」(Red Hat ミドルウエアビジネス部門担当副社長 Craig Muzilla氏、写真1)。Red Hatはソフトウエアでも“クラウドシフト”を敷く。同社の主要ソフトであるJBossミドルウエア、日本でも採用が始まったビッグデータ市場に向け新しく投入されるJBoss Data GridとRed Hat Storage、そして主力製品であるRed Hat Enterprise Linuxの新版を解説する。

JBoss Enterprise Application Platform 6 :
起動を最大10倍以上高速化、使用メモリーも最小で15分の1以下に

写真2●Red Hat プロダクトマネジメントディレクター Rich Sharples氏
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 「JBoss Enterprise Application Platform 6は“クラウドレディ”であり、これまでで最も野心的なリリースだ」とRed Hat プロダクトマネジメントディレクター Rich Sharples氏(写真2)は語る。クラウドで利用するために強化した性能とは、起動速度とメモリー使用量である。「中核であるアプリケーションサーバーのJBoss Application Server 7は、起動速度を最大で10倍以上に高速化、専有メモリーは最小で15分の1以下に抑えた」(Sharples氏)。

 負荷に合わせて起動するアプリケーションサーバーの数を増減させるクラウドでは、素早く起動することが重要になる。Red Hatによれば、デフォルト状態での起動時間は前バージョン6では18.556秒だったが、7(32ビット版)では1.7秒に短縮された。また多くのユーザーが物理マシンを共有するような状況では、メモリーの使用量が問題になる。5.1では138.8Mバイトだったが、7(32ビット版)では9.2Mバイトに抑えたという(図1)。

図1●JBoss Application Serverの起動時間とメモリー使用量
Red Hatの資料より引用
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 またJBoss Enterprise Application PlatformはJavaの最新版であるJava EE(Enterprise Edition)6に対応、Java Servlet 3.0やJavaServer Faces 2.0など最新バージョンの機能を利用できる。「JBoss Application Platformを採用したRed HatのPaaS『OpenShift』は、JEE(Java Enterprise Edition)6に対応した最初のクラウドサービス」(Muzilla氏)。

 日本でも、クラウドでJBossが利用されている事例が出てきている。NTTデータはM2M(Machine to Machine)クラウドサービスの「Xrosscloud CoreStage」でJBossとRed Hat Enterprise Linuxを採用している。また三菱総研DCSは人事給与クラウドサービス「PROSRV on Cloud」をJBossとRed Hat Enterprise Linuxで構築している。

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