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 企業システムのクライアントを開発するのに使う技術が変われば、IT部門に求められるスキルも変わる。最も大きな課題は、JavaScriptを使いこなすことだろう。これまで企業システムでは主役とはいえない開発言語だったが、今後は重要度が高まる。

JavaScriptを熟知することが必要

 HTML5では、アプリケーションを制御するクライアント側のロジックは、JavaScriptで記述することになる。「本格的にHTML5ベースの情報システムを開発する企業には、HTML5とJavaScriptの両方を熟知した技術者が必要だ」と、NTTコミュニケーションズの小松氏はみる。

 インターネットで入手できるHTML5用のオープンソースライブラリーもJavaScriptファイルが多い。例えばグラフを描画する「gRaphaël」や「Highcharts」などがある(図6)。これらは無料で利用でき、簡単なカスタマイズでHTML5のアプリに組み込むことができる。効率的に開発するには、こうした外部のリソースを積極的に活用する開発スタイルも取り入れるべきだろう。開発を外部に委託する場合は、HTML5の知識やJavaScriptの利用に長けたITベンダーを選定する必要がある。

図6●HTML5の技術を使ってグラフなどを描画するオープンソースソフトウエアの例
JavaScriptで記述されており、HTMLファイルに呼び出すコードを数行記述するだけで使用できる
図6●HTML5の技術を使ってグラフなどを描画するオープンソースソフトウエアの例
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 従来の開発ツールも、HTML5やJavaScriptに対応したものになる。マイクロソフトの「Visual Studio 2010」などがすでにHTML5に対応済みである。

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