2012年6月、NTT(持ち株会社)、NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモのトップが一斉に交代した。新社長に就任したのは、NTTが鵜浦博夫氏(前・副社長)、NTT東日本が山村雅之氏(前・常務取締役)、NTT西日本が村尾和俊氏(前・副社長)、そしてNTTドコモが加藤薫氏(前・取締役常務執行役員)である。
2012年3月期の連結売上高が10兆5073億円、営業利益が1兆2229億円に上り、2期連続で増収増益を確保したNTTグループ。しかしスマートフォンやタブレット端末の急速な普及など、通信を取り巻く環境は大きく変化している。通信市場の未来もこれまでの延長線上では決して語れない。これら4人の新社長は、持ち株会社およびグループ各社をどのように率いていくつもりなのか。それぞれに“明日”のNTTを語ってもらった。