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Q:外資ベンダーからユーザーに転職しましたが意見調整が想像以上に大変で困っています。

 某外資大手ベンダーの社内システム部門から、中規模で比較的最近上場した企業のシステム部門長へと転職しましたが、様々なルールが不明確だし、トップにリーダーシップがないので、関係者の意見調整ばかりに時間を取られて毎月残業が100時間を越える生活が2年も続いています。外資と日系の違いはある程度覚悟のうえで転職したのですが、正直これほどまでとは思ってもみませんでした。

 私がITマネジメントやガバナンスに関して常識的な仕組みの提案をしても、何だかんだといってうやむやにされてしまいます。幸いトップはよく話を聞いてくれるのですが、会議になるとどうしても大多数の守旧派のうやむや作戦に押されてしまいます。何か社内をまとめて改革を進めるうまい方法はないものでしょうか?

(40代、男、管理職)

A:「現実的な脅威」を認識させて「納得の壁」を突破せよ

 私は日本IBM出身ですから、外資から日系のユーザー企業へ転職して混乱する仲間たちの例はたくさん見ています。思い余って転職してもまたそこで同様な問題に当たってしまい、結局ジョブホッパー(やたらと転職を繰り返す)になってしまう例もあります。

 結論から言えば、あなたが社内改革を進めるには、以下のように「現実的な脅威」による論理的な「脅し」をかけることです。

(1)現状認識の整理:改革しない場合の社外からの脅威を現実的に明確にする
(2)判断と納得感の醸成:現実的な脅威とそれに対する対策(改革)を社長に理解してもらう
(3)納得感の醸成と行動の開始:脅威を背景に非協力的な関係部署を社長に説得してもらい行動に移す