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 さて、コミュニケーションギャップを防ぐためには、一度話をすればそれで済むというものではない。メンバーも自分も日々変化しているのだから、絶えず相手を見つめ、相手の成長や不調を知り、自分の影響力や言動にも注意を払う必要がある。そこで、実施したのが、「コミュケーションシート」の施策である。

コミュケーションシート

 図1に、コミュケーションシートの例を示した。このサンプルのうち、右側の記載内容は実際のコピーである。これはマネジャー職(課長職及び待遇職)に必須とし、課員1人ずつのシートを作成してもらった。課員本人が望めば閲覧を認め、部門を異動した場合は、新しい課長職にこのシートが引き継がれる。

図1●コミュケーションシートのサンプル
図1●コミュケーションシートのサンプル
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 当初、この作業は工数がかかり、容易ではないとかなり反発もあったが、これも業務の一部と考えて仕事量の配分や、課員の多い部門は分割するなどして、実施にこぎつけた。さらに、半年に一度、私との「マネジャー面談」の際に、この資料を画面に映し出して、マネジャーから、誰がどんな状況なのか、一人ひとりについての報告を聞くことにしたのである。