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 震災発生後の日本と日本企業が取るべき戦略を導き出すには─。現場研究の第一人者である著者は、国内各地の「良い現場」から学ぶ姿勢が大切だと提唱する。

 良い現場とは、日頃から高い生産性と品質を実現している現場のこと。良い現場は長年の円高にしぶとく生き延び、東日本大震災の発生後も、迅速に復旧してみせた。

 ところが今、国内から良い現場が消滅する危機にあるという。震災に備えるとして過剰に在庫を積み増すなどの施策を一部の企業が検討しているからだ。こうした良い現場を手放す安易な施策は、製造業とサービス業の切れ目がなくなりつつある21世紀の競争環境において、自殺行為だと警告する。

ものづくりからの復活

ものづくりからの復活
藤本 隆宏著
日本経済新聞出版社発行
2940円(税込)