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 WANサービスはインターネットVPNの利用が最も多く、半数以上を占める。中小拠点では以前から需要が高かったが、主要拠点でも4年連続のトップとなった。前年調査との比較ではIP-VPNとL2/L3混合サービスが大きな伸びを示した(図2-1)。

図2-1●WANサービスの利用率の推移
図2-1●WANサービスの利用率の推移
エトキ左が主要拠点間、右が中小拠点間を結ぶネットワークで採用しているサービス(ともに複数回答)。いずれもインターネットVPNが主役の状況が続いている。
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 IP-VPNは根強い人気がある。前年調査に比べると主要拠点で6.5ポイント、中小拠点で9.6ポイント伸びた。利用数ではインターネットVPNが上回るが、主要拠点でユーザーが「主力」と位置付けるサービスを聞くと、インターネットVPNの26.7%に対し、IP-VPNが31.0%と逆転する

 一方、L2/L3混合サービスはバースト通信に対応できるのが特徴で、KDDIの「KDDI Wide Area Virtual Switch」(KDDI WVS)やNTTコミュニケーションズの「Arcstar Universal One」が代表例。通信事業者のサービス網内が混雑していなければ、契約した帯域料金のまま、物理回線のインタフェース速度で通信できるメリットがある。KDDIやNTTコミュニケーションズは今後の主力をL2/L3混合型と位置付けており、既存のIP-VPNや広域イーサネットからの移行を促している。逆にIP-VPNや広域イーサネットの分野ではL2/L3混合型を提供していないソフトバンクテレコムの存在感が高まってきている。