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 2012年、最も注目を集めたスマートフォンアプリといえば、NHN Japanのコミュニケーションアプリ「LINE」だろう。LINEは国内外で8000万超の会員を獲得(11月30日時点、関連記事:LINEの登録ユーザー数が全世界8000万人を突破、台湾では人口の約半数が利用)。現在NHN Japanが推し進めているのが、コンテンツを流通させ、収益を上げるLINEのプラットフォーム化戦略である(関連記事:NHN Japanが「LINE」の新戦略を発表、プラットフォーム化やKDDIとの提携など)。

 では、多くの会員を集めたLINEは、プラットフォームとしてどの程度の実力を備えているのだろうか。最近公開された、LINE関連アプリのランキング推移から考察してみよう。

LINEプラットフォーム化の進行は新アプリから見えてくる

写真1●新たに追加されたLINE公式ゲームの1つ「LINE POP」
写真1●新たに追加されたLINE公式ゲームの1つ「LINE POP」
LINEのスタンプで人気のキャラクターを用いた3マッチパズルだ
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 LINEのプラットフォーム化を推し進めるNHN Japanは、ゲーム「LINE Birzzle」やカメラアプリの「LINE camera」、さらにはクーポンや占い(Android版のみ、11月30日時点)など、さまざまなコンテンツやアプリの提供を進めている。現在のところNHN Japan自身がコンテンツを提供する形での展開となっており、オープン化によるサードパーティーが参入した本格的なコンテンツ流通にはまだ至っていない。

 しかしながら、徐々にプラットフォームのオープン化に向けた動きを感じさせる出来事も増えてきている。その1つとして、8月にAndroid版で導入された「LINEコイン」により、幅広いコンテンツでの決済ができるようになったことが挙げられる。そしてもう1つの大きな動きが、ゲームアプリの矢継ぎ早の追加だ。

 NHN Japanは11月19日、オリジナルスタンプのキャラクターを用いた「LINE POP」(写真1)をはじめとして、一挙に5種類のゲームを新たに提供開始したのだ。

写真2●アバターでコミュニケーションできる「LINE Play」
写真2●アバターでコミュニケーションできる「LINE Play」
LINE公式ゲームの追加発表から2日後にアプリを提供し、プレオープンした
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 このうちLINE POPと、日本向けに提供される「LINE 勇者コレクター」はNHN Japanが新たに開発したものだが、他の3つのゲームは、既に他のメーカーがアプリマーケットで配信しているゲームをLINEと連携する形にアレンジして提供したものだ。

 さらに11月21日にはLINEと連携し、アバターを用いてコミュニケーションするアプリ「LINE Play」を、12月の正式オープンに先駆けて提供を開始している(写真2)。LINEと連携するアプリを次々と増やすことで、コンテンツプラットフォームとしてのLINEの存在感を高めようとしていることが見て取れる。