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写真●デジタル ストラテジストの熊村 剛輔氏
写真●デジタル ストラテジストの熊村 剛輔氏
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 2012年、デジタルマーケティングの世界においては、いろいろな出来事が起こった。あえて一言で語るなら、今年は「ソーシャルメディアとデバイスの1年」でもあったように思える。それも、PC以外のデバイス周辺だ。特に今年の後半にかけて、新製品の登場など、その動きは顕著だった。

 これらの新しいデバイスが、2013年以降のデジタルマーケティングの動きに少なからず影響を与えてくるのではないかと考えている。今年の十大ニュースを語る上で、まず、このデバイスの発表ラッシュは外せないだろう。

●第1位:新デバイスの発表ラッシュ(通年)

 簡単に振り返るって見ると、3月にアップルの第3世代iPadが、7月に楽天の電子書籍リーダー「kobo Touch」、9月にアップル「iPhone 5」とグーグルの「Nexus 7」、10月に米国でマイクロソフトが自社ブランドのタブレット端末「Surface」、11月にアップルの「iPad mini」と第4世代「iPad」、さらに年末の11月~12月についにアマゾンから日本向けKindleが発売された。

 これだけ見てもわかる通り、今年は特に気になるデバイスが多く市場に投入されている。アメリカでは、既にスマートフォンやタブレット端末の普及が増加するにつれ、顧客の消費行動まで大きく変化している。そのことを考えると、今年発売された一連のデバイスは、今後デジタルマーケティングにおいても非常に重要な要素となってくるだろう。

 そして忘れてはいけないのがマイクロソフトの「Surface」だ。以前からタブレットの領域に乗り出してはいたものの、なかなか現在のタブレット端末をめぐる動きの中心に入り込めなかったマイクロソフトが満を持して市場に投入した端末が、今後どれだけ普及してくるか。これが日本市場に投入された時に、業界の構図がどう変化するかは、今から非常に興味深い。

[1]新デバイスの発表ラッシュ(通年)
Appleが新iPadを発表、Retinaディスプレイ搭載でLTEをサポート、3月16日発売
Microsoft、独自のタブレット端末「Surface」を発表
触って分かった楽天の電子書籍リーダー「kobo Touch」の使い勝手
Appleが従来比2倍性能の「iPhone 5」を発表、画面サイズは4インチに拡大
グーグル、タブレット端末「Nexus 7」を1万9800円で発売
Apple、期待の「iPad mini」を発表、米国や日本などで11月2日発売
アマゾンが日本向けKindle最新4モデルを予約開始、「無料3G通信付きで1万2980円」の衝撃
[2]マイクロソフト、Windows 8を正式リリース(10月)
マイクロソフトがNYでWindows 8発売イベントを開催、タイムズスクエアを占拠
「スタートボタンから、スタート画面へ」日本MSがWindows 8発売イベント
日本マイクロソフトがWindows 8発売、秋葉原で樋口社長らがテープカット
[3]スマートフォン向けの無料通話/メールアプリ「LINE」が大躍進(7月~11月)
「LINE」の登録ユーザー数が全世界で5000万人突破、サービス開始から399日で
LINEがSNS機能を強化、「ホーム」と「タイムライン」を追加
「LINE」のNHN Japan、アプリ累計ダウンロード数1億件突破
[4]ソーシャルゲームのコンプガチャが社会問題化(5月)
グリーやDeNAなど6社、コンプガチャに関するガイドラインを策定
ソーシャルゲームの業界団体発足、自主規制ガイドライン策定
[5]スタートトゥデイ、ゾゾタウンの配送料をすべて無料に(10月)
スタートトゥデイ、ゾゾタウンの配送料をすべて無料に
[6]違法ダウンロードに刑事罰、著作権法の改正法案が成立(6月)
違法ダウンロードに罰則、DVDリッピングも違法化
私的違法ダウンロード罰則化の法案成立を受けて日本レコード協会がコメント
[7]TwitterのAPI利用ルール変更で開発に多大な影響(8月)
Twitterが新APIv1.1での利用ルール変更の詳細をアナウンス、認証なしでの利用不可など
TwitterのAPI利用ルール変更に開発者が猛抗議---米英メディアの報道
[8]ファーストサーバがデータ消失を伴う大規模障害(6月)
データ消失障害のファーストサーバが中間報告、「データは復旧不可能」
ファーストサーバ最終報告書、ベテラン担当者のマニュアル無視を黙認
[9]ロンドンオリンピックでソーシャルメディアが活躍(7月~8月)
選手個人がメディアになれるSNS、五輪で混乱も
五輪期間中の合計ツイート数は1億超で前回比125倍以上、Twitterが報告
Yahoo! Japanのロンドン五輪サイトPVは「16億超」で過去最高、1/4がスマホ経由
「有名人の広告ツイート規制」に悩む米業界
[10]選挙に対するソーシャルメディアの関係に注目集まる(11月~12月)
オバマ大統領再選の瞬間、Twitterに32万7000ツイート
Googleが選挙情報サイト「選ぼう 2012」を開設へ、政治家と話すイベントも
ニコニコ生放送による29日の「ネット党首討論会」、総来場者数140万人を記録
Twitterに総選挙イベントページ開設、選挙関連のつぶやき集約
フジテレビが選挙世論調査用Facebookアプリ提供、結果を開票日特番に反映