PR

 ITproでは2013年1月、日経BP社が発行しているIT/ネットワーク分野の雑誌、ニューズレター、Webサイトの編集長9人の2013年への展望を公開した。2013年もIT/ネットワークの分野では、新しいテクノロジーが次々と登場するだろう。年明けとともに多少の明るさが見え始めた景気の行方も気になるところ。これを読めば、2013年のあなたのビジネスやライフスタイルが、どのように変わるかが分かるかも…。

100万人と共に作る、「使う」の未来

ITpro編集長 中村建助
ITpro編集長
中村建助

 新しいテクノロジーが普及するうえで重要な要素となるのが、それらを使いこなすためのUX、すなわちユーザーエクスペリエンスとUI、ユーザーインタフェースだ。ITproの中村編集長は、2013年1月にスタートした新Focusサイト「UX/UI」を紹介しつつ、「すべての人が使える、使いたくなるシステム、サービスを生み出す上でカギになるのがUX/UIだと考えます」と説く。

2013年は“覚悟の年”に ~ 今こそICTの力を引き出す知恵と勇気を

日経コンピュータ編集長 吉田琢也
日経コンピュータ編集長
吉田琢也

 日経コンピュータの吉田編集長は、企業のIT投資が停滞する厳しい状況を踏まえながら、「2013年は真の成長に向け、腹をくくってイノベーションやグローバル化に取り組む“覚悟の年”になる」と予想する。その上で、「真の成長につながるイノベーションやグローバル化とは何かを考え抜き、ICTの力を最大限に引き出すために知恵を絞り、本当に必要と判断したシステム案件には勇気を持って投資する。当たり前でありながら容易ならざることに企業は挑まなければなりません」として、実際にイノベーションやグローバル化に挑んでいる大手企業CIO(最高情報責任者)の発言を紹介する。

モバイルからクラウドへ流れ込むビッグデータがネットワークビジネスを進化させる

日経コミュニケーション編集長 加藤雅浩
日経コミュニケーション編集長
加藤雅浩

 日経コミュニケーションは2013年、「モバイル」と「クラウド」を2大キーワードとして掲げる。同誌の加藤編集長はネットワークから見たクラウドを展望して、特に「SDN」(Software Defined Network/Networking)に着目する。データセンターで頻繁に起こるネットワークの増強・変更では、物理的なネットワーク機器の増設や設定変更の手間が大変になっている。そこで、SDNによって仮想的な論理ネットワークを構築し、このレイヤーでネットワークを設計・運用する「ネットワークの仮想化」が注目を集めているのだ。

シリコンバレーに答えあり、セックスと嘘とビッグデータ

日経情報ストラテジー編集長 酒井耕一
日経情報ストラテジー
編集長
酒井耕一

 日経情報ストラテジーの酒井編集長は2012年を通して、シリコンバレーなどに集まるハイテク企業のCEO(最高経営責任者)が四半期ごとの決算発表で開く証券アナリスト向け電話会見を傍受して、経営者の本音やIT産業の動向を探ってきた。そして、そこから見えてきた2013年の動向を、映画のタイトルに模して「セックスと嘘とビッグデータ」と表現する。このうちセックス(性別)とは、米著名ハイテク企業に女性経営者が相次いで誕生したこと。米ヤフーのCEOにマリッサ・メイヤー氏が、米IBMのCEOにはバージニア・ロメッティ氏がそれぞれ就任した。

“卒SI”の発想で飛躍

日経SYSTEMS編集長 松山貴之
日経SYSTEMS編集長
松山貴之

 「SIビジネス」の先行きへの不安が語られる中、日経SYSTEMSは現在の状況を「“卒SI”の発想で飛躍する時期が来た」と見る。同誌の松山編集長は一般の人々が持つITへの期待に応えるためにも、企業システムのエンジニアは従来の発想に基づく「コスト削減システム」だけでなく、社会を良くする・便利にするための「付加価値システム」に目を向けるべきであるとする。